1・21横浜アリーナ大会の「新日本プロレスvsノア」全面対抗戦で、物議を醸し出したオカダ・カズチカに対しての清宮海斗の顔面襲撃事件ですが、あの一撃をきっかけに、両者の間には大きな遺恨が生まれる事となりました。
その翌日には、ノア主催の2・21東京ドーム大会で、オカダvs清宮の決着戦が何と電撃決定。
あれだけ大きな騒動となった両者の遺恨なのだから、この決着戦を望んでいた人は多かったでしょう。
ですが同様に「背後からの顔面蹴り」という危険行為をしただけで、シングル対決が簡単に実現して良いのか？という声があるのも事実で、このシングル決定には疑問を持つ人も多く居ます。
個人的には後者の意見なのですが、決まったら決まったで両団体のエースであり、チャンピオン同士の闘いは、やはり楽しみの一言。
しかし この余りに早い対戦決定に、当事者のオカダは全く納得していません。
そもそもオカダは、あの対抗戦の場にプロレスをやる為に出向いたのに、清宮はプロレスのタブーとも言える背後からの危険な攻撃を仕掛けて来て、真っ向勝負のプロレスは出来ない流れになってしまいました。
オカダもあそこまでブチ切れたんだったら、あの場で清宮をボコボコにすれば良かっただけ・・・と言われそうですが、オカダは過去にも”仕掛けて来た”相手に対しては、相手にしないスタンスを取って来ました。
アンチに言わせると、これは「逃げ」に映る様ですが、オカダはプロレスラーですから、プロレスをやる為にリングに上がって居る訳です。
あの「顔面蹴りもプロレス」と言われればそれまでですが、そこは個人のプロレス観の違いでしょうね。 少なくともオカダは、敢えて相手を怪我させる様な危険だけのプロレスはしないと言う事です。
あの事件の結果･･･オカダの出した応えは
「清宮とは関わらない」
オカダのプロレス観からすれば当然だと思うし、対戦を実現させる為に 最も安易で危険な行為に出た清宮との対戦に応じてしまえば、プロレス界にそんな方法がまかり通る事になりかねません。
ヤングライオンが清宮の顔面を背後から蹴れば、対戦が実現しますか？という話ですね
しかし今回発表された オカダｖｓ清宮
一夜にしてオカダに心変わりがあったのかと思いきや、オカダはこの決定に対して何も聞かされてないと言います。 これがオカダが所属の新日本での興行ならまだ分かりますが、今回発表されたのはノアのリングでの実現。
流石に、ノアが勝手にカードを組んだ･･･という非常識な事をしている訳は無いので、「新日本の了解ありきだとは思いますが、オカダは新日本からも何も聞いていないと言います。
これは如何な物でしょうか・・・
新日本に対しても「順序が違う」と憤りを感じているそうです。
（ストーリーだとか、アングルだとかどうでも良いです。あくまでリング上の出来事や選手のコメントを額面通りに受け取ります。）
一方的な発表をされたオカダは、ドームには行かないと言い切っていますが、これはまぁ自分の知らない所で自分の意思が全く反映されないカードが組まれたのだから、オカダの気持ちも分からなくもありません。
清宮の思うツボみたいな感じがして釈然としない部分もありますが、本当にオカダは東京ドームをボイコットしてしまうんでしょうか？
清宮としては、あそこまでやっておいて対戦が流れる事だけは、本当に避けたいだろうから何らかのアクションを起こすと思われます。
一番怪しいのは、2月11日のエディオンアリーナ大阪大会
この日は、IWGP世界ヘビー級選手権としてオカダｖｓ鷹木信悟が組まれているので、ここでオカダが鷹木に防衛を果たした試合後に、清宮が現れてオカダに対して何らかのアクションを起こすのではないでしょうか？
あのやり方でカードが実現するのは納得しませんが、一度ドームでの発表がされた以上 本当にボイコットなんかしてしまったら肩透かしを食う人は多いでしょう。
（オカダからすれば勝手に組まれたカードなんて知ったこっちゃないでしょうけど）
しかし清宮からすれば オカダを何としてもドームに来させる為に、更なる襲撃をしてオカダが引けない状況を作り出しに来る可能性は、かなり高いと思います。
昨年が清宮の涙の敗戦に終わり
今年はオカダの怒りの無効試合
この両極端な結末から始まった オカダと清宮の因縁は、東京ドームで清算となるのでしょうか？
それには、オカダのドーム来場が大前提となりますが、清宮はオカダを引っ張り出す事が出来るのか？？
大阪の地で何か起こるかも知れません！