1991年にスタイナーブラザーズとして初来日を果たした スコット・スタイナーですが、その独創性に溢れた技と豪快な技の数々で、日本のファンの度肝を抜きました。
最もインパクトを与えた技と言えば、満場一致で日本初公開となったフランケンシュタイナーでしょうが、個人的には他にも大きなインパクト与えた大好きな技があります。
それがティルトスラムです。
ロープに振って帰ってきた相手を風車式バックブリーカーの要領で、大きく回転させつつ膝の上ではなく、マットの上に豪快に叩きつける技。
スコットのオリジナル技で、自身のパワーを充分に活かした技ですが、100Kgを越える相手を いとも簡単にヒョイと持ち上げクルクル回すのだから、やはりスコットのパワーは凄いと感じさせる技ですね。
そして 膝の上ではなく豪快に、マットに叩きつける辺りが、またスタイナーブラザーズの技って感じ
当時は某プロレスゲームの新作に実装された時は、嬉しくて何回もやったもんです。
クルクル回しまくりました(笑)
スタイナーブラザーズは、東京ドームとかの大きい会場で頻繁に来日していたので、ティルトスラムもやはり大会場で使ってるイメージ。 メチャメチャ派手で、見映えが良い技だけに、そう言った会場でも非常に映えていました。
見た目だけではなく スコットのパワーで叩きつけるので、衝撃音が物凄いのも見逃せない部分です。
使い方次第では、フィニッシュにする事も充分に可能だったと今でも思っていますが、必殺技と言う視点で見れば、鮮烈な印象を与えたフランケンシュタイナーには、少々劣ってしまいます。
実際にスコットの”強さ”を象徴する技は、一撃必殺のフランケンシュタイナーで間違いないでしょう。
しかし 米国のメジャー団体のトップ選手だけあって スコットの華やかさもレスラーとしては超一流。
そんなスコットの”華”の部分を象徴していた技が、ティルトスラムなんじゃないでしょうか？