12·6ドラゴンゲートの2021年最後のビッグマッチとなった福岡国際センター大会で行われたオープン・ザ・ドリームゲート選手権。
王者YAMATOが、挑戦者KAIを迎え撃ちました。
これまで三度の防衛に成功している王者は、来年もドラゲーの中心となる為に、何がなんでもここでベルトを落とす訳には、いかない大事な試合。
一方のKAIも去年から、ドラゲーに参戦してシングル王座に冠しては、未戴冠なのでそろそろ何かしらの結果が欲しい所。
互いの必殺技を出してもなかなか勝負が決しない激戦になったが、最後はKAIがメテオインパクトで粘るYAMATOを振り切り、初となるODG王者になった。
外敵でありながら最高王座にまで到達したのは、素晴らしい実績です。
KAIは全日本プロレスやW-1時代に
金本浩二を撃破してJr.リーグを優勝
ケニー・オメガから世界ジュニアヘビー級を奪回
潮崎豪を破ってチャンピオンカーニバル決勝進出
あの武藤敬司からW-1王座を奪取。
KAIは過去に日本マット界を代表する大物から、日本マットを代表する栄冠を勝ち取った堂々たる実績があります。
これらを考えたら、今回の戴冠は何らおかしくはないと思うのですが、フリー転向してからのKAIには、若干物足りなさを感じていたので、このODG戴冠は本来のKAIの実力に見合った肩書きをようやく手に入れたと言う感じ。
KAIがドラゴンゲートの頂点に立った点で、これからKAIがどういった形でドラゴンゲートを面白くしていくのか興味は有りますが、それと同時に外敵に王座を奪われた形なので、ここは若い選手達に期待ですね。
外敵のKAIが活躍すればする程 所属選手達は悔しいでしょうから、それは間違いなく団体の活性化に繋がります。
団体内に、新たな動きが起きる可能性もありますしね。
そして発奮を期待したいのは、全日本時代の同期で有る現在は新日本プロレスのSANADAです。
SANADAのポテンシャルは誰もが認めているのに、新日本の最高王座である IWGPもG1ももう一歩で逃してしまっています。
ファンの支持も有り、常に待望論も出ています。
それでも もう一歩で届かない・・・
今回のKAIの最高王座獲得を発奮材料として、是非ともそろそろ新日本で大きな勲章を手にして欲しい所。
それは、もう一人の同期で有るBUSHIも同様です。
BUSHIに関しては、IWGPJr.ヘビー級王者になった事はある物のここ数年は、高橋ヒロムの影に隠れて、すっかりバイブレイヤーに徹してしまっています。
BUSHIもKAIの活躍で刺激されて もう一度頂点獲りに動いて欲しいですね。
今回のKAIのODG獲得は、ドラゴンゲート内のみならず、現在他団体で活躍している選手にももしかしたら何かしらの影響が有るかも知れないので、これからのKAIの防衛ロードには大いに期待しています。
勿論ドラゴンゲートでの出来事なので、ドラゴンゲートの活性化が一番ですが、新王者KAIが何を生み出すのか・・・・楽しみです。