今年のプロレス界は、本当に話題がつきません。
新日本vsノアの対抗戦に始まり、Jr.ヘビー級オールスターなど、団体の垣根を越えた大会が、早いペースで行われてきましたが、今度は11年ぶりに”あの大会”が復活します。
新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの3団体が協力体制のもとで行う合同興行「ALL TOGETHER」が6月9日両国国技館で開催される事が、決定したのです!
「ALL TOGETHER」とは2011年8月27日に、東日本大震災復興支援として日本武道館で実現した大会で、チケット、PPV、グッズ売り上げから諸経費を引いた総額約5800万円が日本赤十字社に寄付されたチャリティープロレス。
翌年2月にも被災地の仙台サンプラザで第2回大会が行われ、まだまだ震災の爪痕が残っていた東北のプロレスファンに多くの希望を与えてくれました。
その第2回大会から11年の月日が流れた現在、コロナ禍に日本は苦しみましたが、ようやく日常が戻りつつある今だからこそ”あの大会”が復活する事に意味があるのでしょう。
昨年10月に死去したアントニオ猪木さんの追悼の意も込め「元気があればなんでもできる」が大会のキャッチコピーである事も発表された。
開催発表にむけての会見では
新日本からは棚橋弘至
全日本からは宮原健斗
ノアからは清宮海斗
団体を代表する豪華な3人が顔を揃え、それぞれの思いを語りました。
棚橋「宮原選手と1回、全日本プロレスの合同興行で組ませていただいて、ちょっと元気の良さで負けたかなっていう悔しさがあるので。もう1回宮原選手と組んで、俺が俺がと勝負したいなと思います」
宮原と棚橋の絡みは面白かったので、もう1回見たいのは同意なんですが、ここに居るメンバーで清宮だけが蚊帳の外みたいな感じで、ちょっと可愛そうでした。
宮原「プロレスラーを長くやればやるほどこの言葉が難しく感じるが、見ている人の明日への活力になればと思って取り組む」
大会のコピーでもある「元気があればなんでも出来る」を指したコメントですが、猪木さんとは縁も所縁もない宮原が”猪木の言葉”について語るのは新鮮ですね。
清宮「最近、選手が楽しまないとお客さんが楽しめないと感じていて。もちろん選手として楽しむだけではいけないと思ってますし、誰にも負けない気持ち。初めての「ALL TOGETHER」でどんな景色を見れるのか、その先に何が生まれるのか楽しみです」
そう言えば前回の大会の時は、清宮はまだデビューすらしてないんですよね。 それが今やノアを体表してこの場に居るんですから時の流れを感じます。
現在は苦しい状況に居る清宮ですが。この大会を目一杯楽しんで貰って 何かのキッカケになれば良いと思います。
とにかく新しいファンは始めてみるであろう「ALL TOGETHER」は楽しみで仕方ありません。
概要はまだ未定ですが、やはり対抗戦ではなく交流戦でしょうか?
この大会に限っては、お祭りなので遺恨とかは抜きにして華やかな交流戦色を強く出した方が、大会の趣旨にもあっている気がするし、出来るだけ多くの所属選手に出て欲しいですね。
第一回のメインでは、棚橋、諏訪魔、潮崎豪と各団体の王者が豪華トリオを結成しましたが、今回の会見に出た3人は団体の顔ではある物の現在の所 全員が丸腰
王者を揃えるとしたら
IWGP世界王者・SANADA
三冠王者・永田裕志
GHC王者・ジェイク・リー
うん駄目ですね
この3人が駄目という訳ではなくて、現王者達は、どう見ても それぞれの団体の代表っぽくないですから。
SANADAはともかく、ジェイクはフリーだし、永田に至っては新日本なんで、このメンバーでトリオを組んだら新日本が2人になってしまうので面白味も新鮮味もあったもんじゃ無くなってしまいますから(笑)
それを考えると第1回の棚橋、諏訪魔、潮崎は最高すぎる3人でしたね。
大会までに王座が移動する可能性もあるし、そもそも王者トリオが結成されるとも決まった訳では無いので、現時点では何とも言えません。
何にせよプロレス界が1つになるALL TOGETHERは、どんな編成になるにせよ楽しみすぎます。
コロナ禍から立ち直りつつある今の日本に勇気を与えるには、最高の大会ですね!