棚橋弘至がIWGP世界ヘビーに向けて決意表明

棚橋弘至が、新日本プロレス最高峰のIWGP世界ヘビー級王座王獲りに向けて、いよいよ本格的に動き出します。

1月9日に、東京ドームシティホールで行われた「ブシロード新春大発表会」にスターダムのワールド王者・ジュリアと供に出席し、先の1・4東京ドームについても振り返りましたが、その中で2023年の展望についても発言。

 

「今年はIWGP世界ヘビー級のベルトに挑戦してチャンピオンになることです」と差しあたっての目標を掲げた。

IWGP世界ヘビー級王座奪取。

これは新日本のレスラーなら、誰もが掲げる目標ではありますが、実際にこのベルトを腰に負けるのは、限られたごく一部のレスラーのみ。

 

第一線から若干引いた位置に居ながらも、今尚ACEと呼ばれる棚橋ですら、未だにIWGP世界ヘビー級となってからは、一度も戴冠した事はありません。

旧IWGPヘビー級を何度も巻いてきた棚橋だけに、新たな歴史となったIWGP世界ヘビー級も巻きたいと思うのは当然でしょうが、これまでは2021年に一度だけ同王座には挑戦している。

しかし戴冠はならずだった為に、その思いは、やはり強いでしょう。

 

しかし現状の一歩引いた立ち位置にいた棚橋に対して物足りなさを感じていたファンも多いでしょう。

棚橋自身のコンディションの悪さから、敢えて最高峰には距離を置いていた部分もあると思いますが、今ここで王座奪取を口にしたと言う事は、コンディションを戻し、最近は緩んでいた身体も完璧に作り直す位の覚悟も決めたという事でしょうか。

コンディションはともかくとして、身体の方に関しては、近年の棚橋は緩んでいる事が多いので、ボチボチ「鉄の意思」を発動して貰いたい所ですね。

腹筋が割れてた頃の棚橋は、本当にカッコ良かったので、出来ればもう一度あの頃の棚橋に戻って欲しい・・・

 

ただ現在 王座を争いIWGPの中心に居るのは、オカダ・カズチカ、ジェイ・ホワイト、ウィル・オスプレイといずれも今が全盛期の選手。

棚橋の王座奪取は、時代の流れに逆行してはいるのは分かっていますが、とことんまで時代に抗って欲しいですね。

 

「『お前はもうロートルだよ』って思う人もいるかも知れないけども、僕はプロレスラーである以上はチャンピオンを目指したい。チャンピオンを目指さなくなったら、そこが引退する時だと思ってるので。」と棚橋は、改めて決意表明。

棚橋は、まだまだ沈む気はありません。これからが勝負です。

 

新日本も区切りの50周年を終えて、これからは新しい時代を迎えますが、これからの歴史に是非 棚橋も名を刻んで欲しいと思います。