NJPW WORLD認定TV王座初代決定トーナメントはこれで良いのか?

良くも悪くも話題となり、新設されたNJPW WORLD認定TV王座ですが、初代王者決定トーナメントの概要が発表されました。

タイトル新設に引き続き、またもや「う~ん」という感じ。

 

初代王者決定トーナメントには、16選手がエントリーされ、14日後楽園大会からトーナメントがスタートする。

 

デビッド・フィンレーvs金丸義信

アレックス・ゼインvsザック・セイバーJr.

YOSHI-HASHIvsジェフ・コブ

アーロン・ヘナーレvsEVIL

SANADAvsタイチ

後藤洋央記vsKENTA

成田蓮vs石井智宏

矢野通vsグレート-O-カーン

 

以上が一回戦のカードですが、単純にカードだけ見たら悪くないカードだし、トーナメント自体は確かに面白そうです。

でもTV王座の新設の理念として挙げられていたのは「若手にもチャンスを与える」というのが有った筈。

それなのに、このメンバーを見てみるとベテランばかり

 

若手と呼べるのは、成田だけじゃないですか!

若手とは言っても成田だって 海外遠征を終えたキャリアの持ち主なので、ヤングライオンも参加させてあげれば良かったのに・・・ 

ゆくゆくは若手にもチャンスが来るのかも知れないですが、こういうのは最初が肝心なので、やはり初代を決めるトーナメントには、もう少し若手を投入して欲しかったと言うのはあります。

 

新王座を作る以上は、現存する他の王座との差別化と言うのも当然必要になってきますが、仮に石井が初代王者にでもなったら、あっという間にNEVERみたいな色がつくのは間違いありませんしね (石井が悪いと言ってる訳ではありません)。

 

それにIWGPヘビー級戴冠歴のあるEVILや そこに近い位置にいる後藤、KENTA、SANADA、ザックらも出場するとなると メンバー的にもIWGPと大差が無い様に感じてしまいます。

なんか・・・こう もう少しTV王座ならではの人選にして欲しかったんですけど、このトーナメントを見ると王者クラスが出ていない時のニュージャパンカップみたいなんですよね。

 

大会自体は、楽しみです。

でも最初に掲げた理念すら揺らいでいるし、TV王座らしさが全く感じられない初代王者決定トーナメントなので、そこには疑問符が付きまくります。

このメンバーでやる以上は、ヘナーレの奮起にも期待したい所ですが、ここは成田かフィンレーに期待したいですね。