連日熱い闘いを繰り広げてきた G1クライマックスも、遂に全公式戦を終了して ブロック代表が決定。
注目の決勝トーナメントの組み合わせも決まりました。
Aブロック代表、オカダ・カズチカ
vs
Bブロック代表、タマ・トンガ
Cブロック代表、内藤哲也
vs
Dブロック代表、ウィル・オスプレイ
なかなか興味深いカードになりましたね。 オカダのブロック突破に関しては、ジョナに敗れると言う よもやの敗戦もありましたが、まぁ残りは全て勝利して安定した超人っぷりを披露していました。
そして全ブロックで、最も予想外だったのがBブロックのタマの勝ち上がりです。 タマのポテンシャルは分かってはいましたが現在の勢いを考えると、絶対にジェイ・ホワイトが勝ち上がってくると思っていました。
予想通りに最終戦までジェイは、無傷の5連勝で独走をしていましたが、それを一敗をキープして追走していたのがタマで、何と最終戦でジェイを撃破しての堂々のブロック突破。
ジェイの主導で、バレットクラブを追放されたタマが、そのジェイを完全に撃破したのだから遺恨を清算したと同時に、新日本内に置けるタマのポジションもワンランクアップしたと言えるでしょうね。
準決勝はオカダとタマの対決ですが、普通に考えればオカダ勝利でしょうが、タマはオカダからIWGPを奪ったジェイに勝利しているし、何より昨年のG1ではオカダからも直接勝利を挙げているので、この試合どうなるか分かりません。
Cブロックは、メンツ的に最大激戦区と思われていましたが、最終戦まで可能性を残していたのは、内藤とザック・セイバーJr.と後藤洋央紀。
後藤がEVILに敗れるという内藤にとっては、運も味方しましたが、ザックを2分強で丸め込み 昨年のG1とNJCのリベンジを果たすと共に、ブロック突破決定。
来年のドームのメインに向けて最後のチャンスと言い切る内藤にとっては、どうにか望みを繋いだ形となります。
今年のG1最大の大混戦だったのが、Dブロック。 最終戦の結果次第では、全員が同点で並ぶという異例の事態に。
しかしオスプレイが、因縁のジュース・ロビンソンを倒した事で、得点的に頭一つ飛び出して 次の試合でエル・ファンタズモが、鷹木信悟から大金星を挙げた事で、オスプレイの進出となりました。
この結果を受けて準決勝では、初対決となる内藤vsオスプレイのマッチアップが実現。
これは非常に楽しみな組み合わせで、オスプレイは他のトップ選手とは何度も試合をしているのに、どういう訳か内藤とだけは、ほぼ絡んだ事がありませんでしたからね。
チームメイトの鷹木に遅れをとり個人として再浮上を狙う内藤と、ユニットの勢いが若干落ちてきたのを修正する為にも優勝の2文字が欲しいオスプレイ。
予想の難しい一戦ですが、いずれにせよレベルの高い楽しみな一戦である事に変わりはありません。
今年のG1も残す所は、あと3試合
プロレス界の夏が、間もなく終わると思うと寂しい限りですが、残り3試合が楽しみで仕方ありません。
公式戦では客入り的に、寂しい会場も有りましたが、準決勝と決勝では客席がパンパンの会場で大盛り上がりの中で、熱い熱い試合を見せて貰いたいですね。