ヒールターン後のジュースの尻すぼみはヤバい

現在いよいよ大詰めを迎えた真夏の祭典G1クライマックス。

今年のG1は、4ブロック制がとられましたが、その中でもDブロックは、ここまで一人の脱落者も存在せずに、最終戦の試合結果次第で、何と全員にチャンスがあると言うG1最大の大混戦。

 

その中で、最終戦に組まれたDブロック公式戦は2試合。

このブロックに参加した選手全員が注目の中 行われた一つ目の公式戦は

ウィル・オスプレイvsジュース・ロビンソン

個人的にジュースは、このDブロックで、最も注目していた選手です。

 

まさかのバレットクラブ入り後 初のG1となる今大会で、ジュースがどんな闘いを見せるのかが気になっていたのですが、その成績は最終戦を残して まさかの2勝3敗で わずか4得点。

オスプレイとの公式戦に勝つのが最低条件で、後に控える鷹木信悟vsエル・ファンタズモの結果次第ではまだ ブロック突破の可能性が無い事もない状況でしたが、衝撃のヒールターンを果たしてから、4wayとは言え、オスプレイをフォールして USヘビー級王者に輝いた時には、これからジュースは間違いなく直ぐにトップ戦線に食い込んでくると確信していただけに、まさかの王者返上に加えて このG1での星の伸び悩みは、全くの想定外。

 

ヒールに立ち位置を変えた時は、最も勢いに乗っている時期なので、このG1・・・正直ジュースはもっと躍進すると思ってました。

そしてブロック突破に最後の望みを懸けた最終戦の結果・・・オスプレイのヒドゥンブレイドに沈み、ジュースのG1は終わりを告げてしまいました。 

 

G1クライマックス ジュースの最終得点は4点。

ブロック単独最下位です・・・

 

引退宣言を覆し 裏切りのヒールターンまでして辿り着いた結果がこれでは、完全に尻すぼみ。

 

この結果は、ジュースとしては非常にヤバい状況で、ベビーフェイス時代に一歩リードしていた筈のデビット・フィンレーにまで公式戦で敗れ去ってしまったので、これではヒールターンした事の意味すら問われかねません。

不本意な形で、ジュースのG1は終わってしまいましたが、ここから再び 変貌したジュース・ロビンソンの姿を見せつけなければありません。 次期シリーズからは、ジュースはもっと危機感を持ってリングに立たなければ その存在感も薄れていく事になるかも知れませんね。

 

勢いが有る内は結果を出して当然・・・と考えられるだけに、燻っている自分を変えるにはヒールターンは最も手っ取り早い方法ですが、結果を出せなかった場合の事を考えると ヒールターンもなかなかの諸刃の剣。

ジュースにとっては、ここからが本当に生まれ変わった自分を見せる時となりそうです。

 

当面は、いつまでも「USヘビー級王座は自分の物だ!」と駄々をこねていないで、現王者のオスプレイにこのG1で敗れた借りを返して 実力でUSヘビー級王者に返り咲く事が、再びバレットクラブのジュース・ロビンソンをアピールする最短距離でしょう。