大晦日に開催された格闘技イベント「RIZIN」
ここで起こった最大の大番狂わせは、朝倉海の敗北等よりも 個人的には、シバター vs HIROYAの一戦です。
まぁ 同意見の人は多いと思います(笑)
正直 半年前まではシバターと言う選手は、全く知りませんでした。
朝倉兄弟とのyoutubeでの一連の絡みで、初めてシバターの存在を知った訳ですが、毎回八百長を持ちかけるも 毎回あっさり試合に敗れるのが、定番のぶっちゃけ単なるネタレスラーだと思っていました。
しかも相手は、魔娑斗2世と異名を持つHIROYA
シバターとの体重差は、30Kg以上るとは言え 本格派のHIROYAが相手では、シバターが勝つなんて微塵も思いませんでした。
でも勝ってしまいました。
これには、かなり驚きました。
IR キックボクシングルール
2R MMAルールでの複合ルールの試合なのですが、1RでKO負けが濃厚だと思ってました。
流石に打撃のみのルールで、本職に適いっこありませんからね。
しかし まさかまさかのHIROYAと真っ向から勝負するシバターは、ハイキックを首筋に受けてもダウンせずに耐えきると言うタフネスぶり
更には、カウンターでパンチを顔面に叩き込み 何とHIROYAからダウンまで奪ってしまったのです。
これだけの事が出来るプロレスラーが、果たしてどれ程居るでしょうか?
もしかして シバターを単なるコミックレスラーだと思っていたのは、大きな見誤りだったのかも知れないと思い始めて来ました。
さすがに1Rでは、決着とはなりませんでしたが、2Rでは何と飛びつき式の逆十字固めを極める場面まで見せます。
出来る事なら20年前位に、永田裕志やケンドー・カシンに、これを見せて貰いたかったです。
この逆十字は一旦外され 試合は引き分けとなるも試合後に、HIROYAがタップしていたと判断され シバターの勝利に判定が覆ると言うミラクルっぷり
欲を言うなら 試合の中でキッチリ勝利すれば もっと痛快だったのですが、それは まあしょうがない事。
ここ数年は落ち着いていた プロレスラーの格闘技挑戦に、シバターが一つの大きな結果を出したのは、紛れもない事実です。
本職の打撃にも怯まずハイキックを耐え抜き
カウンターでパンチを入れダウンを奪い
関節技を極めて一本勝ち
プロレスラーの強さを見せつけるには、充分過ぎる位な理想的な勝ち方です。
この勝利で、シバターの価値がグンと上がった事だと思いますが、ひょっとしたら新日本は流石に無いとしても 全日本やNOAHからオファーが来る事も考えられます。
大晦日のゴールデンタイムで、勝利した姿を公共の電波に乗せた事は、それ程大きな事です。
何度も言いますが、出来ればこれを永田裕志らにやって欲しかったんですが、今更そんな事を言ってもしょうがないし 今現在シバターが意外と強かったと言う事です。
負けたHIROYAにしても この何の得も無いオファーを受けた事自体が、称賛に値します。
彼の格闘技を盛り上げたいと言う想いからのRIZIN参戦が、間違い無く去年の大晦日を盛り上げました。
そして シバターの勝利には、メチャメチャ感動しました。
試合後に叫んだ「youtuberは強いんです」には、ズッコケましたけど(笑)
プロレスラーじゃなくて youtuberかよ!
まあ シバターならそれも全然ありなんですけどね。
何にせよ感動の大晦日でした。