つい先日 いよいよ新日本プロレス最大のビックイベントである東京ドーム大会の全カードが、発表されました。
しかし正直な所不安だらけです。
2日間に渡って全6試合
今は全興業こんな感じだから しょうがないのかもしれませんがドーム大会にしては、圧倒的にボリュームが足りない様に感じます。
試合数もそうですが、対戦カードにしても目新しいカードやサプライズ参戦もなく 過去のドームの様なお祭り感は、ほぼ有りません。
サプライズと言えば せいぜいコロナ禍以降 初参戦となるエル・ファンタズモの参戦位か・・・
いつも通りの興業と言った感じですが、てっきりジョン・モクスリーが来日してKENTAとIWGP・USヘビー級選手権をする物とばっかり思っていたのに、まさかのモクスリーの不参戦。
これはモクスリー所属のAEWとの契約問題なのか コロナによる来日不可なのかは分かりませんが、大物の不参加はただただ残念。
王者不在では、USヘビー級選手権は出来ないので、代わりに発表されたのはUSヘビー級挑戦権利証を賭けたKENTAとジュース・ロビンソンのシングル。
おいおい
どんなだけ 権利証マッチやらすねん!って感じになってますが、直前になってジュースが怪我による欠場で、代わりに挑戦表明をした小島聡の挑戦が、正式に決まりました。
これはジュースには悪いですが、かなり嬉しいです。
ただ このカードは、ドームの目玉と言えるカードでは無いので、やはり目玉は2020年の話題の中心となった IWGP2冠を賭けた内藤哲也・飯伏幸太・ジェイ・ホワイトの2日に渡って行われる三つ巴の闘いでしょう。
う~~ん
内容は保証済みなんですが、今年のドームと余り変わらないですよね?
オカダが居なくなっただけで、やってる事は変わらないと言うのが、一番のネックです。
今年は土・日開催で、日程的にも最高だったんですが、来年は月・火なので仕事始めの人も多いだろうから それだけで圧倒的に不利な状況。
加えてコロナの感染拡大の為に、一万人以上収容のイベントでは、5000人を上限とする事が政府から発表が有りました。
既にチケットが売れている分は、キャンセルの必要は無いと言う事なので現在どれだけチケットが売れているのかは分かりませんが、確実に今年並みの集客は見込めません。
おそらくドーム史上最低の動員数になるでしょう。
コロナ禍の特殊な状況なので、それはしょうが無いのですが、こうなってくるとドーム2連戦なんてやっちゃった事が、完全に裏目に出てます。
随分前から決まっていた事なのだろうから大会開催は、止むを得ないのかも知れませんが完全に赤字覚悟の大会になるでしょうね。
グッズの会場販売も出来ない状態だし 通販での会場受け取りが有るとは言え アドレナリンが出まくってグッズを買いまくりたくなる現地購入とは、絶対に売れ行きは違うと思います。
このコロナ禍は、まだまだ収まりそうも無いので、再来年以降のドーム開催は考えなきゃいけないのかも知れませんが、1.4の枠確保の為に何が何でも開催はしなくてはならないと言う事情もあるのも難しい所。
とにかく来年の東京ドーム大会は、あらゆる面で厳しい状況に立たされています。
そして ドームクラスでの赤字が、2021年の新日本にどう影響して来るか・・・
来年の新日本には、苦難の道が待ち構えていそうです。