今年の内藤と潮崎の違い

つい先日 東京スポーツのプロレス大賞が発表され 新日本プロレスの内藤哲也が、MVPとベストバウトを受賞してIWGP2冠と同時に、プロレス大賞も二冠王に輝いたばかりです。

これには毎年の事ながら 賛否両論あるでしょうね。

これはしょうがないです。

一年を通しての活躍を評価すると言っても ファンからすれば応援している選手を贔屓目に見る事もあり 実際の所は人気投票的な側面もあるので、単純な年間の活躍だけで全てのファンが納得する選考になるのは、まず不可能でしょう。

 

今回のMVPは内藤哲也

1.4と1.5の東京ドームで、連勝して史上初のIWGP2冠に輝き 一度は王座を落とした物の直ぐに、神宮球場で王座を取り返し年間を通してIWGP2冠で新日本を牽引した実績は文句無しです。

 

しかし 選考前から言われていたMVP候補のもう一人は、NOAHの潮崎豪。

こちらも ほぼ年間を通してGHCヘビー級を守り抜き コロナ禍に揺れる日本マット界で、真っ先に無観客興業を行ったNOAHをエースとして牽引した実績も大きいと思います。

 

団体の大小の差あれど 一年間チャンピオンとして先頭に立ってきたのは、2人とも同じ事。

では どこで差がついたのでしょうか?

 

話題性やインパクトの差

これだけだと思います。

 

内藤にせよ潮崎にせよ活躍も文句無し

試合内容も文句無し

 

内藤に関しては、本人のせいでは無いにせよ乱入や反則絡みの試合となる事も多い一年でしたが、そこは王者として きっちり試合を組み立て素晴らしい内容を残しています。

ベストバウトに選ばれたオカダ・カズチカ戦なんかは、反則無しの正に名勝負でした。

 

一方の潮崎も王者らしい戦いぶりで、特に杉浦貴とのGHC戦は壮絶の一言。

これがベストバウトに選ばれてもおかしくない試合でした。

 

内藤と潮崎

供に素晴らしい実績と内容を残したにも関わらず MVPとベストバウトを二つとも内藤が受賞したのは、やはり世間に与えたインパクトの差なんでしょうね。

 

まずIWGPとインターコンチネンタルの同時戴冠と言うだけで、インパクトは大きいし 東京ドームや神宮球場の様な大舞台で、メインを務め勝利した事で、専門誌などで大きく取り上げられる事も多いので、記憶に残る筈です。

悲しいかな 国内最大手の新日本プロレスと他団体では、発信力が違いすぎるし同じだけの事をしたとしても影響力と言う物はダン違いです。

 

昔ならMVPが新日本なら ベストバウトは全日本と言ったように、東スポが団体側に気を使ってた部分もあったのですが、現在は新日本一強時代。

潮崎が王者として どれだけ頑張っても直ぐにどうこう出来る問題では無いだけに、潮崎にとっては現在の状況は、不運としか言いようがありません。

 

2020年の結果と言っても 実の所 内藤と新日本が、この数年で築き上げて来た物が大きく影響していると言う事は、逆に言いかえれば 潮崎とNOAHも今後の頑張り次第で、客足を戻らせて 新日本に並ぶ位置まで立つ事が出来れば、今回の様な状況になった時に、今度こそ潮崎が栄冠を取る事が出来る訳です。

 

新日本ファンとしては、現在の新日本の繁栄は嬉しいのですが、やはり強豪相手が居た方が、もっともっと面白くなるのは、間違いありません。

そして そのポジションに収まるべきなのは間違いなくNOAHだと思っています。

 

かつての旧・全日本や かつてのNOAHの様に、新日本と2大メジャーと言われていた時代位までのNOAHの復権を強く望みます。

最近のNOAHは、確かに面白いので それが出来る筈だとも思っています。

 

今回は内藤に負けた結果となりましたが、来年以降も潮崎はプロレス界のトップの一人として団体と供に、更なる高みを目指して貰いたいです。

そして それに負けじと内藤も更に上を目指して プロレス自体の位置を引き上げてくれれば言う事無しです。