永田と小島の3冠戦は実現するのか?

全日本プロレス春の祭典チャンピオンカーニバルに、敢えて参加せずに高みの見物を決め込んでいた現・3冠ヘビー級王者・永田裕志ですが、全日本にとっては屈辱とも言えるプランを打ち立てました。

 

チャンピオンカーニバル優勝者には、必然的に永田の保持する3冠ヘビー級王座に挑戦権が与えられる訳ですが、受けて立つ側の永田は、余裕そのもの。

「永田を倒す強いヤツが出てくれば全日本ファンの方は、嬉しいんじゃないですか? 俺がベルトを取った時に一番憎たらしそうに見てきたのは芦野祥太郎で、彼の視線は気になる。 ただやっぱりトータルで見れば宮原健斗になるのかな。俺的には今さら諏訪魔でも面白くないし、だったら他の人がいいな」と全日本勢の中では、芦野を意識しながらも、ここは前王者の宮原が上がってくると予想。

 

それでも永田が最も期待を寄せるのは、同じ新日本の小島聡でした。

小島は、13年ぶりのチャンピオンカーニバル出場となりますが、全日本を退団して以降はこれが初出場。

永田は、そんな小島の優勝を期待して、永田vs小島の新日本同士の3冠戦を狙っています。

 

永田が3冠を奪取して

小島がCCを制覇して

そして永田と小島で3冠戦。

 

全日本にとっては、これほど屈辱的な事はありません。

もはや嫌がらせに近いレベルの要望なので、全日本としては何としてもそれだけは阻止せねばなりません。

 

100歩譲って第一線でバリバリやっている選手ならばいざ知らず、現在の永田と小島の新日本での立ち位置を考えると、大きく団体の優劣までつけられかねない、とんでもない事態なので、まずは小島の優勝を阻止する事。

これは全日本の全選手の命題ともいえるでしょうね。

 

この構想の実現に関しては、五分五分という所でしょうか?

小島の新日本での現在の活躍を考えれば、さすがにチャンピオンカーニバル優勝というのは厳しいかもしれませんが、他団体に出撃した時の小島が、いつも以上に輝きを増すのは、昨年から一年続いていたノア参戦を見ていれば明らか。

なので、もしかしたら小島の20年ぶりのチャンピオンカーニバル優勝…有るかもしれません!

 

実現したらしたで面白そうではあるんですけど、永田の口からこんなプランを出されてしまった この現状が大問題なので、全日本の選手は小島の優勝を阻止し、大会優勝者は永田からの王座奪回。

 

永田も小島も 大一番慣れしている歴戦の猛者なので、一筋縄にはいきませんが、永田の発言を発奮材料として、外敵天国となりつつある現在の全日本の流れを何としても断ち切りたい所ですね。