6月15日から「グランドマスターを目指す男」として謎の男の新日本参戦を匂わせるVTRが、連日流れていましたが7月3日の大会で、遂にその全貌が明らかになりました。
いつもの様にVTRが流れるも 今回は少しいつもと違う映像が流れ その男の姿が正面から映されます。
その映像の中には、青い髪の男
そう海外遠征中の川人拓来でした!!
VTRが終了し これで終わりかと思い来や 何と入場ゲートから川人拓来が姿が現しました!!
マスター・ワトと名前を変えた川人は、明らかに体格もヤングライオン時代より大きくなっており 畏怖堂々とポーズも決めます。
あの頃の川人でないのは、この時点で分かります。
今の彼は、完全にマスター・ワト。
軽快な身のこなしで、トップロープを飛び越し リングインするや
「プロレス界のグランドマスター・新日本プロレスの頂点を獲りにいきます」
と高らかに宣言。
お客さんは居ないですが、何となく緊張してるような感じが、まだ初々しさがあって良い感じですね。
これから どんどん実績と供に、ふてぶてしくなっていくでしょう。
そして最後に、ポーズを決めている所で、事件が起こります。
何と背後からDOUKIが、鉄パイプで一撃!
思わず倒れ込むワトを容赦なく滅多打ちにしてしまいます。
倒れるワトを尻目に、DOUKIは高笑いと供に退場
「お前ら、お前ら見たか? ハッハッハッハ! こんな、こんなカッコ悪い凱旋、見たことあるか? ハハッ! 俺は見た事ないぞ。カッコ悪いな、おい!(笑)。おい、あいつ、プロレス界の頂点目指すって言ったろ? それにしても弱っちいな、おい。おい、小僧! てめえなんかな、俺の餌でしかねえんだよ。おい、試合組めよ。俺が早々にボコボコにしてやるからよ」
バックステージでのDOUKIのコメントを見る限り、ワトは完全にDOUKIのターゲットに、ロックオンされてしまったようです。
考えてみればそれもその筈 DOUKIは10年間メキシコで泥水を啜りながら たった一人で生き抜いてきた男。
以前から ちょっとメキシコに行っただけでルチャを分かった気になってる奴が大嫌いと公言してきましたから、今回メキシコに行って華々しく凱旋して来たワトが許せなかったのでしょう。
最もワトからすれば そんなのは全く関係の無い話。
キャリアの中で、普通は一度しか無い凱旋帰国をブチ壊されたのだから 鉄柵を思い切り蹴りながら 怒り心頭。
当然「試合を組め」と要求します。
これを受け7月12日に、ワトの凱旋試合
マスター・ワトvsDOUKIが、決定しました。
今までスポットを浴びる事の無かったDOUKIが注目されるのは、良い事ですがそれにしても異例づくめの事態でした。
無観客の中での凱旋の挨拶
凱旋の挨拶を乱入でブチ壊す
こんな事は、新日本の歴史の中でも一度も有りませんでした。
それだけに凱旋帰国試合が、どうなるのか楽しみです。
ワトとしては、修業の成果を見せつけDOUKIを一蹴する必要がありますが、果たして どうなるでしょうか
2年半にも及ぶ海外修業が、ワトをどう変えたのか?
凱旋試合自体も楽しみですが、ワトの今後も楽しみです。