遺恨清算?新王者となったオメガを止めるのは?

新日本プロレス年間最大のビックイベント 今年は1DAYで行われた1.4東京ドーム大会ですが、その中でも最も注目度の高かった一戦と言えば、IWGPUSヘビー級選手権のウィル・オスプレイvsケニー・オメガでしょう。

 

かつて新日本の最強外国人に君臨していたオメガですが、今度はAEWのトップとして4年ぶりの新日本参戦。

これだけでも話題性は充分なのですが、その相手がオメガ同様に世界最高のレスラーと称されるオスプレイとあっては、これまでの因縁もあり、世界中のプロレスファンが注目するのも当然と言えば当然の超黄金カードです。

 

ただ個人的に試合内容に関しては、遺恨があるとは言え、両者の身体能力を活かした 普通の綺麗な試合になると思っていました。

しかし蓋を開けてみれば、想像以上に壮絶な試合となりました。 確かに両者の常人離れした身体能力をフルに活かしたハイレベルな攻防もありましたが、それ以上に目立ったのは、その”凄惨”さ。

 

それぞれが得意とする オメガの膝とオスプレイの肘は、何度と無く互いの顔面や後頭部を打ち抜き、雪崩式ドラゴンスープレックス、スタイルズクラッシュ、雪崩式クロイツラス、スーパーオスカッターと必殺技クラスの大技も次々と飛び出します。

顔面を鮮血で真っ赤に染めながらも、闘志を失う事無く鬼の形相で立ち上がるオスプレイでしたが、オメガのクロスアームスープレックスから盟友・飯伏幸太を彷彿させるカミゴェ。

そして必殺の方翼の天使を炸裂させて、遂に激闘に終止符を打ちました。

 

終わりを迎えた世紀の一戦

IWGPUSヘビー級王座の移動

AEWへ王座流出

 

激しすぎる激闘でしたが、この先どうなってしまうのでしょうか?

オスプレイは、肉体的にも精神的にも相当なダメージを受けているでしょうが、いずれリベンジに向けて動き出すのか? それともこれで因縁対決は決着となったのでしょうか。

そんな事は無いと信じたいです。

 

しかし王座がAEWに流出したとあっては、新日本の誰かが奪回に動かなくてはいけませんが、仲間の敵を打つべくジェフ・コブやオーカーンが動いても良いし、昨年からUS王座戦線に身を置いていた棚橋弘至、SANADA、KENTAあたりが出撃する可能性もあります、

それともリベンジに燃えるオスプレイの再戦となるか?

 

戦前からオメガは、ベルトを獲っても「米国でだけで防衛戦をやるつもりはない」と語っていたので、今後新日本のビックマッチで、再びオメガのタイトルマッチが見れるのは間違いありません。

かつては新日本の最強外国人だったオメガが、今度は最強の外敵として王座を奪い、新日本に牙を向いた形となりますが、新日本の選手といえども今のオメガを攻略するのは難しいでしょうね。

 

今年の新日本のテーマの一つとして

ストップ・ザ・オメガ

これが挙げられますが、ここに名乗りを挙げてくるのは誰になるか!?

内藤? ジェイ? ザック?

興味深い初対決や、再会もありますが、オカダは最後の切り札としてUSヘビー級を巡る今年の新日本は、熱くなりそうです。