新日本がアンダーソンに最後通告

新日本プロレスとWWEとのダブルブッキングにより、既にタイトルマッチ発表済みの新日本の11.5大阪大会への参戦を拒否して 大きな波紋を呼んでいるカール・アンダーソンですが、この件に関して新日本が、アンダーソンに対して最後通告をしました。

 

この状況が続くならばベルト返上を要求する

 

これまで大張社長が、アンダーソンの行為に対して怒りを露わにしている事は有りましたが、遂にアンダーソンへの今後の対応を明らかにしました。 

 

アンダーソンの相棒であるドク・ギャローズは動画で「新日本が俺に話を通さなかったからダブルブッキングになってしまっている」と新日本側の不備を主張しはじめて アンダーソンも「11月5日、俺達は大阪に行かない」と来日拒否の構え。

これを受けて新日本は経緯を説明すると供に、ギャローズの発言に対して「新日本プロレスではアンダーソン選手に適正なルート、適正な時期にオファーを行っており、本人から承諾を得た上で、タイトルマッチの発表を行っています」と反論。

 

双方の主張が思いっきり食い違ってはいますが、時期的には新日本の試合の方が先に決定していた事は、ほぼ間違い無いだろうし、新日本が外国人選手との契約が絡む問題で、正式なルートで話を通さないと言うのは、会社としてまず有り得ない様な気がします。

 

その上で「新日本プロレスでは、アンダーソン選手に説得を試みましたが返答がない為、11月5日大阪大会に来日せず、会社側と同意したタイトルマッチを反故にした場合には、会社にNEVER無差別級王座の返上、同ベルトの返還を速やかに行う事を要求致します」と発表。

この話によるとアンダーソンには、再三にわたり説得を繰り返しているも、アンダーソンは無視を決め込んでいる様なので、この時点でアンダーソン側が”クロ”である事は確定と言っても良いと思います。

本当に新日本に不備があったのなら、無視などせずに自分達の正当性を何度でも訴えれば良いだけですからね。

 

今回の件で、アンダーソンの印象が随分と変わってしまいました。

2016年までの新日本に居た時は、優良外国人だと思っていたのに、ダブルブッキングに始まり、嘘の発表、説得に対しての返答無し・・・と今回はWWEサウジアラビア大会に出たくて必死なのが、丸わかりなのが何とも・・・

そりゃあ 世界最大のWWEのサウジ大会ともなれば、ギャラも桁違いなんでしょうけど、だからといって発表済みの大会を反故にするのは、プロとしてあるまじき行為です。

 

過去には、ブロック・レスナーのタイトルマッチ直前のドタキャンなどのトラブルも有りましたが、他団体の同日大会に参戦すると言うのは、余りにも悪質な契約違反でしょう。

 

”説得を繰り返して返答を待つ”

”反故にする場合は王座返上”

新日本のこの処分は、個人的には優し過ぎると言うか・・・甘過ぎると思います。

  

ダブルブッキングをしWWE優先を表明した時点で、悪意があるのは明らかなので、まぁ”説得して返答待ち”くらいは良いにしても、大阪大会に来ない様な事があれば、返上ではなく

”剥奪”

これが相応の処分だと思います。

 

そして今後は新日本はアンダーソンとは、一切契約しない事を発表しても良い位だと思います。

 

これがアングルである事を未だに願っている自分が居るのも事実ですが、アンダーソンは決して嫌いな選手ではなかっただけに、今回の件は非常に残念です・・・

仮に最終的に、アンダーソンが大阪大会に来場して ちゃんと試合をしたとしても今まで通りに応援できるかは正直微妙ですよね・・・?

 

プロとしてお金を稼ぐ事は大事ですが、その前に一人の人間としてまずは”筋”を通すのが、一番大事な事なのではないでしょうか?