新日本プロレスのKOPW保持者・鷹木信悟は、現在G1クライマックスで優勝の可能性を未だ残して奮闘中ですが、ここにきて今後の野望を鷹木が明かしました。
優勝するには、最終公式戦を勝つのが最低条件で、その後には決勝トーナメントの2試合が控えます。
ブロック突破は大前提として、準決勝ではCブロック代表が相手となるので、鷹木はその相手に盟友の内藤哲也を希望
同じユニットに属している為に、対戦の機会はほぼ有りませんが、過去に実現している たった一度の対決では、接戦の末に鷹木は敗れ去っています。 IWGP世界ヘビー級戦線では、内藤よりも一歩先に王者に輝いているだけに、そろそろ直背対決でも優位に立っておきたいと言う所でしょうか?
お互いにプロになる前から、何度もスパーで闘ってきた間柄としては、ギリギリ30代の内に最後にやっておきたい・・・と言うのも理由の一つだそうです。
そして決勝戦の相手は、現IWGP世界王者のジェイ・ホワイト。
G1を制して新日本最強を名乗るのなら、IWGP世界王者以上の相手は居ないでしょうから、ここは納得です。 ジェイとは過去に2度闘い 2度負けているので、ジェイからも初勝利を挙げて G1初優勝を果たして、来年の1.4で改めてジェイとの王座戦にこぎ着けた上で、再び勝利して、ジェイとの通算成績を五分にしつつ 再びIWGP世界王者に輝く・・・という算段を立てているのでしょう。
・・・とまぁここまでは、G1に参戦している選手ならば、誰もが思い描くストーリーだと思いますが、現.KOPW保持者の鷹木には、G1優勝者という肩書を持つ選手ならではの発言権をフル活用して もう一つの野望があります。
それがKOPWの正式タイトル化
現在のKOPWは、タイトルであってタイトルでは無い様な存在。
勝者にも与えられるのは、ベルトではなくトロフィーであり、しかもそのトロフィーも微妙に小さくてチャチかったり、損傷が目立ってきても会社は修繕に動いてくれなかったり・・・会社としては一応管理タイトルとして扱ってはいる物の正直な所 大事に扱っているとは思えません。
それは現KOPW保持者として面白い筈も無いでしょう。
鷹木は以前から、威厳に欠けるトロフィーの新調を訴えてきましたが、その問題はずっと宙ブラリン状態で、一向に進展していません。
「本音を言わせてもらうと、持ってても気分が乗らないんだよな。会社が動かねえんなら、俺が実績を作れば良いんだろ? しかしKOPWに対しては腰が重いくせに、IWGP女子だけはやけに動きが早かったじゃねえか」
鷹木は、こうコメントしていましたが、確かにその通りですね。
何カ月も前からKOPWの新調を求めていた鷹木の要望はスルーされていたのに、それよりも先にIWGP女子を作るとは、KOPWの軽視はかなり物なんじゃないでしょうか?
もしかしたら この発言が、オカダ・カズチカや飯伏幸太だったら また違った結果になっていたかも知れませんが、そんな風に思わせる要素がこれまでの新日本に有った所が、鷹木が面白くないと感じる要因の一つでしょう。
だからこそ、自身の発言権を増す為のG1制覇
KOPWの発展に心血を注いでいる鷹木にとっては、G1制覇は正に命題。
仮にKOPWに、ベルトが新設されたとして それはあくまで「トロフィーの代わり」になるのか、毎年リセットされるのでは無く 他の王座の様な扱いになるのかは明言されていませんが、仮に新設されたらされたで、只でさえタイトルの乱立で騒がれる新日本だけに、またまた新たな火種になる可能性もあります。
しかしKOPWには、ルールの持ち込み制という独自のスタイルが有るので、王座の数は増えるかも知れませんが、少なくとも他との差別化にはなりますからね。
しかし、このまま修理も新設もなく、何事も無かったかの様になるのだけは、KOPWが不憫すぎます。
KOPW問題は、果たしてどの様な結末を迎えるのか?