相手の背後から右脇に自分の頭体を差し込み、相手の首を左脇で抱え込みながら、股下に自分の右腕を通し 相手の左手首を掴んだ状態で、そこから垂直になるまで高々と相手を持ち上げ 垂直落下で脳天から突き刺す危険技。
潮崎豪のオリジナルホールドで、海外修行から帰国した2009年に初公開。
初公開時は、谷口周平に見舞った一撃でしたが、これがまた危険極まりない角度で落とすので、この技はさすがにヤバイんじゃないかと思いましたが、当時のNOAHは垂直落下式や リストクラッチが多いイメージだったので、全部ブチこんで来たな・・・て感じでしたね。
初期は正式な名称は無く 変形ゴーフラッシャーと表記されていましたが、まずここで素朴な疑問が浮かびました。
「変形」とは付いてるけど全くゴーフラッシャーじゃない件。
原型を留めていない技のどこが、変形ゴーフラッシャーなのか?
潮崎の使うオリジナル技は、全てゴーフラッシャー扱いなのか?
実際には、ゴーフラッシャーとは、全く関係の無い技で、どちらかと言うとリバースパワースラムに近く それに、リストクラッチ式と垂直落下式をプラスした感じの技だったし。実際にこの仮名が不評だったのかどうかは知りませんが、2度目の公開時には、変型リバースDDTと表記されていた。
う~~ん
「変形」と付いてはいるけど、ほぼリバースDDTの要素ないよね?
その後もリストクラッチ式リバースノーザンライトボムとか言われていた事も有りましたが・・・名前が長いよ!!
と言うより、高角度から垂直に落とすと言う面では同じですが、さほどノーザンライトボムは感じないのに、リストクラッチ式リバースノーザンライトボムって名前は、どうなの!?
そろそろ ちゃんとしたオリジナルの名前を付けたら良いのに・・・と当時は思いまくってました。
だってどの技名も全くピンと来ないんだもの(汗)。
ヤバイ・・・何だかどんなネーミングをしても文句ばっかり言うクレーマーみたいになって来ましたが、当の潮崎本人は技名については、もっと精度を上げてから命名したいとの意思があったようです。
なんか・・・文句ばっか言ってスイマセンでした。
潮崎なりに、色々考えての事だったんですね。
正式名称の無いまま、実に様々な呼び名がありましたが、2011年のKENTA戦でフィニッシュになった際に、ようやくリミットブレイクと正式に命名されました。
「限界突破」ですか。
カッコイイ技名です。
潮崎が頂点を目指す為には、限界以上の力をだしてでも、目の前の壁をどんどん乗り越えて行かなくてはなりませんからね。
当時の潮崎を表していた言葉だとも思います。
技名の正式決定まで時間もかかったし、二転三転はしましたが、技の精度を高めていくうちに、余りに危険過ぎる角度だと判断したのか、さすがに角度は初期よりはかなり緩くなっていきました。
これは、やむを得ない改良ですね。
最初の頃は、本当にヤバかったので。