11月6日に行なわれた 新日本プロレスのエディオンアリーナ大阪大会。
9月のメットライフドームで、かつての相棒であるSHOに、遺恨清算マッチで敗れ去り「時間をくれ」と言い残し、シリーズを欠場して 姿を消していたYOHが、遂に姿を現しました。
YOHが姿を現したのは、NEVER無差別級6人タッグ選手
王者組・後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI vs EVIL&高橋裕二郎&SHOの試合後の事です。
王者組は抜群の連携で挑戦者組を追い込みますが、挑戦者組は劣勢になると、すぐさまディック東郷の介入で流れを断ち切り 更には金的攻撃、レフリーを巻き込んだりと 悪の限りを尽くして強引にペースを掴んでいきます。
最後は、必殺のEVILでYOSHIを沈めて CHAOSの長期政権に終止符を打って ハウス・オブ・トーチャーが、新王者となりました。
ハウス・オブ・トーチャーは、ユニット結成後の初タイトル奪取なので全タイトル総ナメの野望の第一歩となりましたが、一応は結果を残したにも関わらず まだ暴れ足り無いのか・・・勝敗は決したのにEVIL達は、敗者チームに更に暴行を加えていきます。
そして後藤を2人がかりで捕えると スパナを手にしたSHOが後藤を狙う構えを見せます。
正に絶体絶命・・・と誰もが思った その時・・・!
YOHが現れました!!
颯爽と現れたYOHは物凄いスピードでリングに滑り込んで来るや、SHO、裕二郎、東郷を矢の様なエルボーでフッ飛ばし、EVILをもトラースキックで撃退!!
仲間のピンチにタマらず飛び込んで来たのでしょうが、やはりYOHの目にはSHOしか映っていません。
SHOに馬乗りになると エルボーの連打!連打!
今までのYOHには見られなかった 凄まじい気迫でした。
YOHの勢いに押され、たまらず引き上げて行くハウス・オブ・トーチャーの面々でしたが、その間もYOHはエプロンサイドから 一瞬も目を離す事無くハウス・オブ・トーチャーに、怒りの表情を向けていました。
と言うよりもYOHの視線の先には、SHOしか居なかったと思います。
これまで熱いSHOとは対照的に、クールなYOHと言う事で、3Kはバランスを取っていましたが、この時に限ってはYOHの熱量は凄まじく 明らかに気迫でSHOを凌駕していました、
SHOの衝撃の裏切りから始まった 2人の抗争の第1Rは確かにSHOの完全勝利でしたが、欠場中に吹っ切れたのか YOHが闘いのリングに戻って来た以上は、これから第2Rに向かって 動き出して行く事になると思われます。
「引退しろや!!」
衝撃の裏切りの時に、SHOがYOHに向かって言い放ったこの一言への返答が、この日のYOHの行動でしょう。
再び幕を開ける予感の3K対決
今度はどんな決着をみるのでしょうか?
そして どんな形で、この抗争は終着点を迎えるのか?
SHOとYOHの闘いに、新たな風が吹こうとしています。