今年のスーパーJr.タッグリーグ戦
テーマは色々ありますが、その一つがROPPONGI 3Kの四連覇なるか!?と言うのも有りますが、それよりも現在絶不調のYOHが復活を果たして 3Kも完全復活となるのか?と言う部分が大きかったと思います。
蓋を開けてみれば開幕から まさかの4連敗をしてまう3K
しかも直接ピンフォールを取られたのは、全て動きに精彩を欠いていたYOHと言う 何とも今後に影を残しそうな苦しい展開となってしまいます。
それでもSHOは、毎日の様にYOHの事を信じるかのようなコメントを残していましたが、肝心なYOHは弱気発言の連発だったので、口では信じていると言ってもSHOも内心穏やかでは無かったでしょう。
そして迎えた公式戦5日目
エル・デスペラード&金丸義信と言う 実力者かつ曲者の一筋縄ではいかない相手とあって 案の定YOHが集中的に狙われ 長時間捕まる苦しい試合展開になります。
徹底的に足を狙われたYOHの足も限界だったのか、反撃を狙いツープラトンを仕掛けた際に、ロープに走ったYOHはロープまで走る事すら出来ずに、その場に崩れ落ちてしまいます。
この時点で、SHOのこれまで張りつめていた糸が切れたのか・・・
ヌメロ・ドスに捕えられたYOHを救出に、リングに飛び込んだかと思えば何と苦しむYOHを見下ろしながら 助ける事無く最終的には場外に降りてしまったのです。
この後SHOは、一度もリングに戻る事無く ローンバトルを強いられたYOHに、もはや勝ち目は無く 結局ピンチェ・ロコに沈み この時点で3Kはまさかの5連敗。
いや ここまで来ると、そんな事はもうどうでも良い事でしょう。
場内が、3Kの動向に注目します。
ここで、ようやくリングに戻ってきたSHOは、デスペラード達を追い払うとYOHを引き起こし 介抱するのか?と思わせておき まさかのショックアローでYOHをマットに突き刺してしまったのです。
これは衝撃的でした。
場内も騒然とする中 この瞬間に、3Kは完全に終わりました・・・
確かに、このブログでも3Kは解散すべきと書いた事はありますが、それはあくまで発展的解散であって 望んだのはこんな形ではありません。
ヤングライオン時代 海外遠征時代 そして凱旋後の3Kと これまで常に苦楽を共にして来た2人だけに、こんな形でタッグが終わってしまったのは、余りにも衝撃的でした。
YOHの欠場中にシングル戦線で活路を開き 評価も急上昇していたSHOにとって 今のYOHの不甲斐なさは、我慢ならなかったのでしょう。
ショックアローは、SHOの代表的な技ですが、新日Jr.の中でも指折りのエグイ技。 その技をYOHに見舞ってしまった事に、大きなインパクトがあり「オメーもう終わりだろ!引退しろや!!」と倒れるYOHに向かって 非情に言い放ったSHOの姿には、3Kに対する未練や情と言った物は、微塵も感じられませんでした。
これから この2人はどうなってしまうのか?
YOHをROPPONGI 3Kやケイオスから追放するのか?
また その場合YOHは、何処に行ってしまうのか?
それともSHOが、ヒールターンをしてしまい別ユニットに所属するなり、好きな様にやっていくのか?
こうなってしまった以上 もはや同じユニットに居る事は不可能でしょう。
本当にYOHが引退してしまうなんてのは、流石に考えられませんが現在とは違う立ち位置で、抗争に発展して行く事になるかも知れません。
その中でYOHも吹っ切れて覚醒する事が出来れば、今回の事も意味が有ったかも知れないのですが、やはり今まで供に進んできた2人が、こんな形で終わってしまうのは、後味が良い物ではありません。
しかし生き様を見せるのがプロレス。
ここから必死に這い上がる姿を見せる事こそが、これからのYOHが成さなければならない事。
裏切りのショックアローは、余りにも衝撃的でしたが、別の道を進む事になるであろう2人が、それ以上のインパクトをこれからのプロレス人生で、残してくれる事を期待しています。
今回はこんな形になってしまいましたが、SHOにしろYOHにしろ 自分の信じるプロレス道を是非とも突き進んで欲しいです。