毘沙門がWTL史上初の3連覇…でも

新日本プロレス最強のタッグチームを決める「ワールドタッグリーグ(WTL)」は12月10日 熊本大会で優勝決定戦が行われ、後藤洋央紀、YOSHI-HASHIの毘沙門が史上初の3連覇を達成した。

 

東京ドームの対戦カードが決まっている主力勢は、今回のWTLには不参加となり物足りない部分は確かにありましたが、奇しくも優勝決定戦に勝ち上がったのはIWGPタッグ王者・後藤&YOSHIと STRONG無差別級タッグ王者のヒクレオ&エル・ファンタズモとのいう2大王者同士の激突で文字通りの最強タッグ決定戦となりました。

ファンタズモの奮闘もあり、40分を越える大熱戦となりましたが、そこはタッグチームとしてのキャリアに勝る毘沙門が、ヒクレオを分断してから奥の手・奈落で粘るファンタズモを沈めて3度目の栄冠を手にした。

 

3連覇ですか…凄いですね。

凄いんだけど正直マンネリというか、こうも毎年 同チームの優勝だと「またか」というのも正直あるわけで、今回辺りはヒクレオ&ファンタズモに勝って欲しかった気持ちはありますね。

ファンタズモはJr.ヘビー時代に、IWGPJr.タッグを保持した事もあるのでともかくとして、ヒクレオにはそろそろ新日本での栄冠を手にして欲しかったですが、ファレと一緒で、ヒクレオは怪物じみた強さを持っているのにも関わらず、新日本での実績だけが圧倒的に足りないので、ここいらでそろそろ大きな勲章を手に入れて欲しかったんですが、まぁそれは次回に持ち越しですね。

 

STRONG無差別級タッグ王者を倒して優勝した以上は、後藤&YOSHIは名実共に新日本タッグ戦線の頂点に立った事になるかと言えば、それはまだ時期尚早。

公式戦では不覚を喫して社長にまで STRONG>IWGPとまで言われちゃってるので、決勝戦での勝利はあくまでリベンジを果たしただけ。

この決着戦としては、1・4東京ドームの舞台でのダブルタイトル戦が用意されています。

 

今大会は、後藤&YOSHIが「けしからんぐらいの極上のざんまい」で大会を締めくくりましたが、新の決着戦ともいえるドーム決戦ではどうなるか?

 

正直いうと ヘビーに転向したファンタズモや実績不足のヒクレオに今度こそ栄冠を手にして欲しい気持ちはあります。

後藤たちが駄目だという訳ではなく、2人にはこのままタッグ戦線で満足して欲しくないんですよね。

 

とっくの昔に後藤はIWGPヘビーを巻いていたとしてもおかしくはない人材だったので今の「諦めてる」感のある後藤は非常に歯痒いし、それは王座挑戦すら経験の無いYOSHIにしても同じ事。

タッグが駄目とはいいませんが、2人にはそろそろ本気でシングル王座の方も目指して欲しいんです。

 

だからこそ今大会は、ヒクレオ達に優勝して貰って 後藤&YOSHIには一区切りつけて貰いたかったんですけどねぇ。

まぁ3連覇は、そりゃあもう凄い事だし、タッグの頂点に立つという事も物凄い事ではあるんですけどね。