11.10新日本プロレスが開催した テキサス州ダラス大会で、NJPW WORLD認定TV王者のザック・セイバーJr.がマイク・ベイリーの挑戦を見事に退け16度目の王座の防衛に成功。
そして次期挑戦者として、遂にあの男を指名しました。
ザックはこの日の防衛戦で、ベイリーの多彩な蹴り技に手を焼く場面こそありましたが、三角絞めをベイリーに持ち上げられそうになった所を逆にクラーキー・キャットに移行して鮮やかな勝利。
TV王者として安定感抜群の強さを見せつけ、初代王者にして1年も経たずにV16という大記録を打ち立てています。
そして次の挑戦者としてザックが指名したのは、ACE棚橋弘至。
「ヒロシ・タナハシ。俺がこのベルトを手にしてから11か月。初代王者で、16回防衛した。俺はお前から隠れたりしないぞ、ヒロシ。次のタイトルマッチを望むだろう?」
と棚橋に対してアピール。
ザックが挑戦者として棚橋を指名するのは、先日のNEVER無差別級6人タッグ王座戦で、自身が棚橋にフォール敗けを喫している事から ある程度は予測できていましたが、やはりどのタイトルであろうと棚橋が王座戦に絡んでくるのは嬉しいですね。
ザックからすればNEVERで敗れた借りを返したい思いは当然強いでしょうが、一年未満で16度も防衛戦をしてきたとはいえ同王座に、棚橋クラスの選手が挑戦するのは初。
ベルトの価値を上げる為にもザックは、ここで何としても棚橋をTV王座の糧としたい所。
現時点では「いつ何処で」というのは、まだ未定ですが時期的に、1・4東京ドームが濃厚かと思われます。
既にカードが決定しているオカダ・カズチカが、NEVER無差別級6人タッグ王者である以上は、東京ドームでNEVER無差別級6人タッグ王座戦が組めないのは確定なので、同王者である棚橋のカードも全くの未定。
なので、ここでTV王座への挑戦が転がり込んで来たとなると、棚橋からすればこんな美味しい話はないので、これを断る理由は無いでしょう。
運良く棚橋に、挑戦の話が舞い込んできた訳ではなくザックをフォールした上で、ザックの口から「指名の意思」を引き出させたのだから、これは間違いなく棚橋が実力で掴み取った挑戦権。
最近の棚橋は、まだまだコンディションが良いとはいえませんが、それでも棚橋には東京ドームという華やかな舞台が良く似合います。
是非とも最高の舞台で、もう一花咲かせて貰いたいですね。