中嶋勝彦が選んだのは全日本?

ノアを退団して その行き先が注目されている中嶋勝彦ですが、遂に中嶋がサプライズとも言うべき 一つの行動を起こしました。

 

10.21全日本プロレス後楽園ホール大会。

この日は、メインイベントで3冠ヘビー級選手権として王者・青柳優馬に宮原健斗が挑戦する一戦が行われたのですが、試合は若き王者・青柳が熱戦の末に宮原を振り切り、惜しくも宮原のエース復権はなりませんでした。

全力を尽くしての結果なので、この敗戦に関しては、しょうがない事ですが事件は試合後に起こりました。

 

スーツ姿に花束を持って現れたのは、ノアを退団したばかりの中嶋勝彦。

花束を持っていたので、闘い終えた選手に花束を渡すのかと思いきや、その花束で何と宮原を殴打。

これには驚きました。

中嶋の姿からして てっきり健介オフィスの後輩である宮原の応援に駆けつけた物だと思っていたので、まさかの襲撃には驚きです。

 

まぁ確かに2人は、健介オフィスの先輩後輩の間柄で、本人達にしか分かり得ない確執のもと7月には、禁断のシングルマッチも行われているように、2人は決して仲の良い先輩後輩ではありません。

しかし、その時に負けた宮原はともかく 勝った中嶋の方から因縁を蒸し返す事もないだろうと思っていたので、スーツ姿に花束まで持参していた中嶋の姿からして、この襲撃には完全に裏をかかれました。

 

この襲撃は果たして何を意味するのか?

ノア退団後の中嶋の新たなる戦場は、海外じゃないなら新日本か全日本が有力とされていましたから 宮原がここに現れた事は何ら不思議ではありません。

これから全日本に上がるつもりであるのなら、ここで因縁浅からぬ宮原に再び絡むのは、最も手っ取り早い方法ではあるのは確か。

 

ただ全日本関係者によると、団体側は中嶋の来場を一切把握していなかったそうで、全日本の選手の間にも不安が広がっていると言います。

当の中嶋本人も「来場目的? 健斗の応援に来た。宮原? ダメだ。全日本参戦? 何もないよ」と煙に巻いていたので、現時点では何とも言えません。

 

この行動は、全日本に何の話もなく あくまで中嶋の独断によるものなのか?

実は、既に話が決まっている上での全日本が仕掛けたストーリーラインなのか?

 

そこは一ファンには分からない事ではありますが、既にフリーになっていたので契約上は問題ないとはいえ ノアラストマッチを目前に控えたこの時期のこの行動には、思う所がある人も居るかも知れません。

中嶋本人の意思としては、全日本参戦を希望しているからこその行動だったのかも知れませんが、仮に全日本へ話を通さずに、今回の襲撃だったとしたら、いくら試合をした訳じゃないとはいえ、それは業界でタブーな行動になってしまうので、今後の全日本参戦にも暗雲が立ち込める可能性もあります。

 

ただ中嶋がこういった行動を起こした以上は、まさか本当に業界のルールを破ってはいないと信じたいし、現時点では全日本プロレス参戦が最有力だとは思います。

もしこれで本当に何もなかったら「なんだよ!」って感じで、肩透かしも良い所ですが、全日本参戦が実現すれば これから起こるであろう宮原健斗との遺恨再燃は、ファンとして是非見てみたいんですけどね。

 

果たして次に中嶋勝彦が立つのは、どこのリングになるのか!?