LIJとUE・・・鷹木信悟の選択は?

新日本プロレスの人気ユニット L・I・Jに今 最大の転機と最大の危機が訪れようとしているのかも知れません。

 

というのもユナイテッド・エンパイア(UE)のグレート-O-カーンが、9.24の神戸でのシングル決戦を前に、鷹木信悟にUEのTシャツを手渡し、UEへの勧誘を始めたのです。

「日本人枠が空いている」との事ですが、日本人枠ならオーカーンがそうだろう!!というツッコミは入りそうですが、そこはさておき、これまで幾度と無く鷹木とは激闘をしているだけに、オーカーンは鷹木の実力を知っているだろうし、ここ1~2年はKOPWの辺りで闘っている鷹木の姿が歯痒く見えたのかも知れません。

 

この勧誘に対して、鷹木はハッキリと断る訳でも無く 一度は破り捨てようとしたTシャツも結局は、捨てられずにいます。

しかし問題なのは、現在の鷹木の立ち位置。

かつてのLIJの盟友であるEVILとSANADAは、LIJ脱退と供にIWGPをその腰に巻いていますが、この事についても鷹木は「環境のせいにしているだけ」と気にして居ない素振りは見せており、自分はLIJの一員として 年間MVPを受賞し IWGP世界ヘビーを腰に巻いた事もありますから、あの言葉は本音だったとも思います。

 

しかし上記でも挙げた様に、2022年のIWGP陥落後はKOPW王者にこそなっていますが、これと言った戦績は残せていません。

これは鷹木の本来の実力を考えれば、不自然なくらいだし その一方で内藤哲也がG1クライマックスを優勝しているのを目の当たりにしているので、鷹木がかつての盟友と同じ様に「LIJを脱退して・・・」と考えてしまっても不思議ではありません。

 

個人的には鷹木にはLIJを辞めて欲しくないんですけどね。

辻陽太が最近チームに加入したといっても 仮に鷹木が脱退してしまえばヘビー級は内藤と辻の2人だけになってしまうので、LIJの戦力ダウンがとんでもない事になってしまいます。

金剛との全面対抗戦では、副将格としてキッチリ勝利も挙げて大将戦を闘う内藤に繋げているのは本当に頼もしくみえたし、同年代として内藤とお互いを支え合い、これからも切磋琢磨して行って欲しいんですが・・・

 

正しく今回の鷹木の行動一つで、LIJが最大の転機と危機を迎える事になりそうです。

 

「別にLIJに不満があるとかじゃなく、結果が出ていない中、俺自身はこのままでいいのかって思いが、シャツを破り切れなかった事につながってる気はするよね」

このように現在の複雑な胸の内を明かしている鷹木だけに、ひょっとしたらひょっとするのでは・・・と思ってしまいますが、もしそれが有るとするのなら やはりオーカーンと激突する9.24の神戸決戦が有力でしょうか。

 

移籍か残留か

正直なところUEは、メンバーもかなり増えてきてるし移籍した所で、目立てるかどうかは怪しい部分もあるので、それならば少数精鋭のLIJ残留の道を選んだ方が良い様な気もします。

滅多に来ないティタンは別とすれば、基本は5人なのでバランスも良いですしね。

 

それについ先日のイギリスのRPWで、鷹木はウィル・オスプレイに敗れているし オスプレイには大事な場面で負ける事も多く 通算成績でも負けが込んでいるので、このままUEに加入したのでは、どうしても軍門に下った感は拭えません。

これではイメージ的に良くないのではないでしょうか。

 

とはいえ鷹木クラスの大きな戦力が動くという事は、勢力図に直結するだけに、両ユニットにとっても重要な問題ではあります。

しかし最終的に決断を下すのは、鷹木自身。

 

どちらに行くにせよ本人にとって最良の選択をして欲しいですね。