新日本プロレスで開催中の真夏の祭典「G1クライマックス」
大会も終盤戦に突入して、いよいよブロック突破者も絞られてきましたが、史上最大の32名による今年のG1は、皆さん誰を優勝すると予想しているでしょうか?
オカダ・カズチカ
SANADA
ウィル・オスプレイ
まぁ この辺が実力的にも実績的にも妥当な所だと思いますが、単純に実力や実績だけで優勝者が決まる訳ではないのが、G1の恐ろしい所でもあり面白い所でもあるんですけどね。
その一方で実力や実績は伴なっていながらも何故か、G1の優勝には縁が無い選手も居ます。
その代表とも言えるのが、鷹木信悟じゃないでしょうか
鷹木はIWGP世界ヘビー級王者にもなっているし、オカダやオスプレイをも撃破した事が有り、紛れも無く新日本のトップ選手の一人であり、G1を優勝しても何らおかしくはない選手なのですが、今年で4回目となるG1にだけは全く縁が有りません。
普段の活躍を見ていると、ブロック突破すらした事も無いのが、不思議な位の鷹木なんですが、不思議と優勝候補や予想に鷹木を推す人は、余り多くは有りません。
正直な所 自分も今年は鷹木の優勝は無いと思ってるし、今後に繋がる展開を考えた場合も 鷹木よりも優勝して欲しい選手も居るし 失礼ながら鷹木優勝の流れよりも今後が面白くなりそうな選手も居ると思ってました。
しかしG1終盤戦にして、まだブロック突破の望みを残している鷹木のコメントを見ると「鷹木が優勝したらかなり面白くなるんじゃね?」という気もしてきました。
「まだ通過した訳じゃないのに、何言ってんだって言われるかも知れないけど、内藤に対してもSANADAに対しても思いはあるんだよ。 SANADAがタイトル取って最初はおめでとうって思ったけど、何か悔しくなってきてな。ふざけんなって。俺にはまだ勝ってねえだろう、SANADA。初対決やったら、俺は強烈だぜ」
鷹木は盟友の内藤と、かつての仲間だったSANADAを強烈に意識しており、SANADAがIWGPを獲った時は、まだ余裕がうかがえていた感じでしたが、ここ最近のSANADAの安定した王者っぷりを見せつけられ 余裕の感情がジェラシーに変わってきたという事でしょうか?
“元”のメンバーも含めて L・I・Jのヘビー級メンバーで唯一実現していない対決なので、この試合は楽しみだしそれがIWGP戦ともなると、また特別。
鷹木の思い描く青写真としては、まずはG1優勝は当たり前で、例年通りの東京ドームでの王座挑戦ではなく 近いうちの即王座挑戦。そして東京ドームでは、内藤を挑戦者に迎えたいという思いも語っていました。
仮に、ドームでの鷹木vs内藤が実現すれば、初対決では無いとはいえ注目度は抜群だし、ドームに相応しいカードでもありますね。
もちろんSANADAvs鷹木が駄目だと言ってる訳ではなく、あくまで東京ドームで鷹木vs内藤を見たいという単なる個人的願望です。
最初は「鷹木の優勝はないかな」と思っていましたが「全然ありじゃね」と今では思いつつあります(笑)
鷹木vs内藤は前回の対決も好勝負だったし、最近のSANADAの好調ぶりを見るとSANADAvs鷹木も素晴らしい試合になる事は間違いないので、まぁ結局はどちらになったとしても楽しめるんですけどね。
いや そもそも全て可能性の話なんで、鷹木が優勝する事が大前提の話なので、どうなるかは全然分からないんですけど。
それでも鷹木が来年の東京ドームまでの野望をこの時点で明かしてくれるのは、ファンとしては夢が膨らむという物。
実現に向けては、少々厳しい面もありますが、やはりドームのメインのリングで鷹木vs内藤は観てみたいですね。
果たして佳境を迎えたG1クライマックスは、どのようなクライマックスを迎えるのか?
まずは全てが、そこに懸かっています。