全日本プロレスの看板シリーズの一つ 春の祭典チャンピオンカーニバルが、まもなく幕を開けようとしていますが、今回”X”として出場発表された新日本プロレスの小島聡を中心に、因縁が幾つか生まれ、春の祭典に早くも一波乱ありそうな予感がしてきました。
4月4日に都内某所で大会に向けての会見が行われ、出場16選手のうち、14選手が出席。
Aブロックの会見では、前三冠王者・宮原健斗がいきなり小島に仕掛けます
「八方美人・聡。この男は昔、全日本プロレスにいらっしゃったらしいんですよね。優勝したのは20年前と、本日も20年前の名残を持って来たのかニヤニヤしていますけど」と小島の方をチラリ。
さすが宮原
Xとして大会に参加し、昨年はノアでも話題になった小島に突っかかって行く所をみると、いかにしたら自分が目立てるかというのを熟知しているんでしょう。
小島も投げられたボールは、当然返していきます。 全日本のエースに吹っ掛けられるなんて こんな美味しい状況を、みすみす見逃す小島ではありませんからね。
「テメー、先輩に対する口のきき方を知らねえな、このヤロー。お前は俺の18歳、年下なんだぞ! 18歳ってわかるか? 2002年に俺がCCに出たとき、お前はまだ中学生だ! 中学生だったら勉強しろ! 年齢をちゃんと考えろ!」と応戦。
うん 小島の言ってる事は分かります。 あの時に宮原は、まだ中学生というのは時代を感じてしまいますが、「中学生だったら勉強しろ」というコメントだけは意味不明です。
言ってる事は間違ってないですが、宮原は中学生ではありませんから。
もう立派な34歳です(笑)
そして もう一人小島の事を良く思っていないのが、同じ”X”としてノアから参戦の征矢学。
征矢は小島とは、別のBブロックですが「一人だけ許せないヤツがいる。それが小島聡。去年は散々、『ノアが大切』と言っていたのに、今年は全日本プロレスに来てんじゃねえか。節操がねえ。Aブロックのメンバーには小島聡をぶっ潰して貰いたい」と、まさかの別ブロックからの攻撃。
節操がないと言えばそうなのかも知れませんが、今の小島が人気者で団体からも必要とされている証なので、何とも言えませんが、この様に方々から攻撃されるのは、ある意味レスラー冥利に尽きるという物。
これは、プロレスラーとしては非常に美味しい状況です。
当の小島も2度目の優勝を目指して、以前に永田が掲げた「永田vs小島の3冠戦」のプランに乗り気です。
まぁ優勝すれば自然とそうなるのですが、永田の自主興行でそれを実現させる方向性まで小島は打ち出しています。
こうなってくると全日本の選手たちは「ふざけるな!」となってくる訳で、チャンピオンカーニバルは全員が敵同士とはいえ、そこには小島包囲網が敷かれる事になります。
いゃあ 面白くなってきましたね。
小島は普段は、その人柄からして喧嘩を売られるという事も余り無いのですが、こうやってスポットを浴びる機会があるのは良い事です。
小島を応援している立場からすれば、試合結果はどうなろうと、このような舞台を与えてくれた全日本と…因縁を作って盛り上げようとしてくれている選手達には、感謝ですね。
今は外敵という形ではありますが、小島はかつて全日本のエースとして三冠王者にも君臨して、チャンピオンカーニバルの優勝経験ももつ選手。
かつて全日本で闘っていた小島と
現在の全日本で闘っている選手達
今年のチャンピオンカーニバルは、全日本プロレスの歴史がつまった熱い戦いが繰り広げられそうです。