SANADAの得意技と言えば、何を思い浮かべるでしょうか?
蛇のように絡み付くスカルエンドや、武藤敬司譲りのラウンディングボディプレスも良いですが、個人的に一番好きなのは、オコーナーブリッジです。
早い話が、ジャパニーズレッグロールクラッチなのですが、SANADAのオコーナーブリッジは決まりさえすれば抜群の勝率を誇り、例え劣勢の中でも一瞬の隙を見逃さずに、流れの中で見事なオコーナーブリッジを決めて、逆転勝利をした事がこれまで何度もあります。
丸め込み技は、人によっては敬遠される場合も有りますが、SANADAの様に丸め込みに拘りを持って使っている選手は良いですね。
「頭から落とすばかりがプロレスじゃない」という信念を持つSANADAを象徴するような技だと思います。
オコーナーブリッジで特筆すべきは、やはりそのブリッジの美しさですが、敢えてブリッジをせずに、そのまま座り込んで、相手を押さえ込むパターンもあります。
この場合は、オコーナーノーブリッジとなります。
相手をガッチリ押さえ込むという面では、オコーナーノーブリッジの方が説得力もあるし 実際に返しにくそうなので効果は上だと思いますが、どちらが好きかと言われたら、やはりちゃんとブリッジで固めるオコーナーブリッジの方が、断然好きですね。
まず”美しさ”が違いますから。
ノーブリッジは、何がなんでもこれで決める!というのは伝わりますが、やはり せっかく流れるように決めるオコーナーブリッジなので、そこに美しさは求めたい所。
自分なりのプロレス哲学を持つSANADAも、最近はポリシーに反して「頭から落とす技」を敢えて解禁していますが、それでもSANADAが拘りをもって使ってきた このオコーナーブリッジだけは、これからも拘りを持って使い続けて欲しいですね。