プロレス界のカード発表には、各団体で良く見られる”X”
このXには単純にまだ未定だったり、大物ゆえにギリギリまで未発表にしたいという団体側の事情もあります。
しかしX=謎の人物というプロレス界の常識はもう変えちゃっても良いんじゃないでしょうか?
と言うのも全日本プロレス春の祭典「チャンピオンカーニバル」のAブロックには「X」との発表がされていましたが、21日の大田区総合体育館大会での第2試合の6人タッグ戦に、そのXが登場するとされていました。
そして「X」としてリングに現れたのは、何と新日本プロレスの小島聡でした。
まさかまさかです。
まさか、ここで小島が出てくるとは・・・してやられました。
小島といえば昨年のノアの“史上最大のX”の正体でしたが、あの時は当初こそ賛否のあったXの正体でしたが、約一年のノア参戦で、史上最大のXの名に相応しい活躍をみせたのは記憶に新しい所。
それが、ここに来て全日本でのXでの小島とは・・・昨年の”史上最大のX”の騒動を利用してきたのは、全日本の話題作りは上手いな…と思わされました。
もはや日本プロレス界の”X”は謎の選手とかではなく・・・“X”=小島聡という認識で良いんじゃないでしょうか?
ていうか対戦カードに、”X”と表記するなら正体は、小島聡以外は認めません(笑)
しかも全日本は、小島がかつて所属していた第2の故郷ともいえる団体なので、あの時と顔ぶれはガラリと変わってるとは言っても、久々の参戦は楽しみ。
チャンピオンカーニバル参戦となると、勝負論にも拘る小島の姿が見れそうなので、そこも楽しみな部分です。
新日本での小島は、前座に落ち着いていましたが、ノアではタイトル戦線やN-1に絡み 最近の新日本ではみる事の出来ない姿を見せてくれていました。
それが、今回はチャンピオンカーニバルに出るとなれば、やはり勝負論がそこには存在します。
小島聡を応援している人からすれば、こんなに嬉しい事は無いですからね。
まぁ、どうして新日本では年齢だけに拘って、それをやってくれないのか疑問なんですが、いずれにせよ小島の数年振りのチャンカン出場にはどうしても期待してしまいます。
かつては毎年参加していたチャンカンも、新日本に出戻ってからは初出場。
仮に、今回優勝する事が出来れば、20年振りの2度目の優勝となります。
「20年ぶりの優勝をこの手にしたいと思います。プロレスには夢がある。それを沢山の人に伝えていきます」と意気込みを語る小島には「まだまだレスラーとして輝いてみせる!」という意地も感じてとれます。
例え50歳を過ぎても 小島はまだまだこれから!
小島聡の挑戦は、まだまだ続きます。