ヒクレオのチョークスラム

1990年代に、チョークスラムと言う技が世に出てから、これまで多くの選手が、この技を使用してきました。

技の特性上、パワーファイターや長身の選手が使用する事が多いですが、その中でもヒクレオは、チョークスラムの名手だと思います。 

 

2023年2月現在では、キャリアも浅く ヒクレオ自身の格もまだまだ低い事から、この技で大物を仕留めた事は殆ど有りませんが、203㎝の長身から繰り出すヒクレオのチョークスラムは破壊力抜群。

見ているだけで、その威力は伝わってくるので、これが決まりさえすればトップ選手から3カウントを奪っても全く違和感は有りません。

実際に、圧倒的格上のジェイ・ホワイトに、チョークスラムで引導を渡した際にも納得する事ができましたから。

あれを受けたんじゃしょうがないな・・・と思えるのは、正真正銘の必殺技なんでしょうね。

 

やっぱりヒクレオのデカさは、最大の長所で他の選手がどんなに努力をしても身につける事の出来ない このデカさこそが、ヒクレオ最大の武器。

その武器を最大限に活かすチョークスラムという技は、自分自身を活かせるベストな技だと思います。

 

単純にデカさだけで言うなら、同じチョークスラムを得意とするビッグ・ショーの方が10㎝も大きく そのチョークスラムの高さと迫力は凄まじい物がありますが、それにヒクレオも決して負けてないのが凄い所です。

一気に持ち上げる時のスピードや叩きつける際のインパクトが凄いのが、ヒクレオのチョークスラムの凄い部分でしょうか。

 

しかし喉を鷲掴みにされて高々と抱えあげられている時・・・相手からすれば恐怖しか無いでしょうね

持ち上げられている時の相手の驚きと恐怖の表情

これも何気に大事な部分で、ヒクレオのチョースラムの凄まじさを引き立たせる”受け手”側の技量の見せ所だと思います。

 

とにかくデカくて怖い 怪物性を感じる事の出来る外国人は、存在しているだけでも貴重な存在。

昭和や平成初期には、そんな外国人はゴロゴロ居ました。

テクニシャンのカッコいい外国人選手というのも今の時代に相応しいのかも知れませんが、やはり大きい外国人の強烈な必殺技というのは、魅力的です。

 

それは例え時代が変わろうとも プロレスが存在する限り変わらない部分でしょう。