昨年行われた新日本プロレスvsノアの対抗戦で、最も盛り上りを見せた人気ユニット同士の全面戦争。
ロス・インゴベルナブレスvs金剛
その時は、ロスインゴの勝利で幕を閉じましたが、あれから約一年が経ち、第2幕が開戦しようとしています。
1・4東京ドーム大会では、内藤哲也 & SANADA & BUSHIが、武藤敬司の新日本ラストマッチの相手を努め 惜しくも敗戦したもののバックステージで、内藤が今後について語っていた所に突如として現れたのは・・・何と拳王をはじめとする金剛の面々でした。
金剛は昨年の総力戦で、ロスインゴに敗れ その事については今まで多くは語って来ませんでしたが、1年後に当たる今 ついに金剛が動き出しました。
拳王は「金剛とロスインゴ、決着? ついたのか?」と内藤に問いかけると「ついたね。俺は3カウント聞いたよ。なんなら皆さんも見たでしょ」と内藤は全く意に介さぬ様子でピシャリ。
しかし ここで、あっさり引き下がったのでは、金剛としても出向いて来た意味が無くなってしまいます。
拳王が「お前はあんなので満足してんのか? 全然決着ついてねえだろ!」と食い下がると鷹木信悟が「どうせやるなら、シングルとかタッグで決着つけようぜ」と提案。
拳王も「シングルだ! 1対1で、どっちが強いか決着つけてやるからな」と呼応し、何とロスインゴvs金剛の第2Rは、シングルマッチによる全面対抗戦でと言う事で、ほぼほぼ決定しました。
面白い展開になって来ましたね。
昨年の対抗戦の後には、拳王は敢えて言い訳をしない事で「軽い敗戦」ではない事を強調していましたが、正直物足りなかったのは事実。
それだけに一年後の今 こうやって金剛が宣戦布告をしてきたのは「待ってました!」という感じです。
シングルでの対抗戦という事で、ロスインゴのメンバーが6人だから、シングル6連戦なのか、シングル勝ちぬき戦になるのかは分かりませんが、内藤vs拳王がもし実現するとしたら楽しみ過ぎます。
鷹木vs中嶋なんかも、鷹木からすれば数年越しのリベンジマッチとなる訳で願ったり叶ったりの対決でしょう。
SANADA vs 征矢も 全日本時代のパートナー対決となるので、そこにはドラマが存在します。
他にも見てみたい対決は幾つかありますが、今回この場には居なかった船木誠勝や近藤修司が対抗戦に出てくるとなったら、それだけでシマるし緊張感も増すでしょう。 特に船木絡みは、全てが夢の対決にもなります。
ただ人数的には、ロスインゴが6人なのに対して 金剛の方が8人なので、どうしても対抗戦に参加しない金剛メンバーが、2人出てきてしまうんですよね。
それは誰なのか?
やっぱり、フリーである船木と近藤なんでしょうか?
そもそも ロスインゴもティタンが、来てくれるとは限らないし、現時点では何人での対抗戦になるのかは、まだまだ想像出来ません。
対抗戦は楽しみな事この上ないんですが、不満点は金剛がバックステージで対戦要求をして来た所。 やるならお客さんの前で、リング上でやろうよ・・・全試合終了後にモニターでこの様子が流されたので、会場のお客さんにはちゃんと伝わったので、そこはまぁ良かったんですけど・・・
もしかしたら、敢えてバックステージに乱入した理由は、この日の内藤達は、武藤の新日本ラストマッチに参加してたと言う事で、この試合後に乱入なんかしちゃったら、武藤ラストの余韻も消し飛んでしまうので、金剛なりに武藤に敬意を示したのかも知れませんね。
対抗戦の舞台として有力なのは、新日本が21日に予定している横浜アリーナ大会。
奇しくも前年の対抗戦と同じ場所で、再び両団体を代表する人気ユニット同士が、激しく火花を散らそうとしています。