歴史は繰り返すか・・・青柳優馬今こそ覚醒の時

プロレス界の歴史は、これまで何度も同じ事の繰り返しでした。

主要選手の退団

これはどこの団体でも必ず一度や二度は経験してきた事ですが、時間とお金をかけて育ててきた選手が、人気や実力が身に付き 客を呼べる選手になった時に退団されてしまったのでは、正直な所 団体としても大打撃でしょう。

 

全日本プロレスが、今まさにそんな状況に直面しています。

この数年の間に、立ち位置は違えど宮原健斗と共に、全日本を支えてきたジェイク・リーの年内の退団発表。

これは全日本に激震が走りました。

 

現行世代の要と言うべきジェイクの離脱は、全日本の戦力に大きな影響を及ぼすし、人気選手だけに客足にも響く事は間違いありません。

残された選手達の士気にも影響するかも知れません。

 

しかし プロレス界にはこんな事は良くあった事で、主力選手の退団により ピンチに陥った時は必ず 新たに台頭する選手が出てくる物。

闘魂三銃士や四天王、最近では内藤哲也だって 逆境をチャンスに変えて、そのチャンスを物にした事で、プロレス界に名を残すスターに成長していきました。

 

歴史は繰り返す

 

その言葉が体現するかの様に、団体のピンチに決意を新たにした選手が居ます。

それが青柳優馬です。

 

「野村さん、ジェイクさんが抜けて『全日本の未来だ』とはやし立てられた人間は僕しか残っていないので。未来を託された僕が引っ張っていきます」

と改めてこれからの全日本は、自分が引っ張っていくと宣言。

 

青柳は既に、最年少でのチャンピオンカーニバル制覇という実績を持ってはいますが”格”という点では、ジェイクにはまだまだ及びません。

だからこそ ジェイクの抜ける穴が自分が埋める・・・いや、ジェイク以上の存在になる事を今改めて強く思ったのでしょう。

 

歴史は繰り返します。

ジェイクという主力選手の退団は、団体としては現状だけを見るなら確かにピンチですが、青柳にとってはこれは紛れも無い”チャンス”。 ここで青柳が本格的に覚醒する事が出来たなら、それは全日本の明るい未来。

かつての四天王や闘魂三銃士同様に、このチャンスを活かすも殺すも青柳次第です。

 

こんな時は新たなヒーローの誕生が、プロレス界が繰り返してきた歴史。

青柳は今・・・全日本プロレスにとっても自らにとっても、大きな分岐点に立っています。