10.26 新日本プロレス後楽園ホール大会で行われたNJWP WORLD認定TV王座初代王者決定トーナメント一回戦で、あっと驚く事件が起こりました。
この日セミファイナルで組まれた トーナメント一回戦は。矢野通vsグレート-O-カーン。
この両者は、同じバックボーンを持つ事から過去には、レスリングルールで激突した事も有りますが、今回のトーナメントの中の一戦としては、そこまで注目の対戦・・・と言う訳でも無かったと思います。
しかし事件が起こったのは試合終盤
オーカーンが試合を優勢に進めている最中に、突然の場内暗転! これは、いつものハウス・オブ・トーチャーの手口なので、何故この試合で??と思ってしまいましたが、場内が明るくなると場外に立っていたのは、何とまさかまさかのグレート・ムタでした!!
まさか このタイミングで突如ムタが、新日本の会場に現れるとは・・・
これに気付いたオーカーンは、思わずムタに詰め寄りますが、そこに待っていたのは頭巾は素早く脱いでからの毒霧でした。
そう この2人は、ノアのリングで魔界帝国同盟を結成するも ムタがオーカーンを裏切り あっさりと同盟決裂したと言う経緯があるので、ここでムタが登場したらオーカーンが、アクションを仕掛けて来る事は、全て計算済みのムタの行動だったのでしょうか?
この隙を見逃さずに、すかさず矢野が横入り式エビ固めでオーカーンを丸め込み、まんまと勝利をモノにした訳ですが、オーカーンは屈辱の一回戦敗退となったので、ムタに対する怒りも更に増大した事でしょう。
一方 ムタに助けられた形となった矢野は、自分の顔面をさり気なくガードしながら、恐る恐るムタに近づいていき握手を求めると 何とムタはこれを握り返します。
何とここに、ムタと矢野の同盟が結成してしまったのです!
思えば2014年の東京ドームでは、矢野がパートナーとして ムタを招聘した事もあり、かねてから繋がりはあったので、これは自然な流れとも言えますが、今この流れになるのは、やはり予想外の展開。
しかしこんな展開になってしまっては、オーカーンとしては怒り心頭でしょう。
「ああ…? 裏切って、闇討ちして、今度は仲間を引き連れてくるじゃと? ずいぶん臆病者になっちまったようじゃな。それで紙面飾って何がしたいんだ、コラ。ケツの穴に手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろかい」と改めて怒りを露わにして、ムタとオーカーンがそれぞれ仲間を率いての全面戦争に突入する事態にまで発展してしまいました。
バックステージでは、ムタは何と自軍にオカダ・カズチカまでも引き入れる事を宣言し、決戦の場は11月20日の有明アリーナ大会で有る事も発表された。
ムタとオカダのタッグ結成と言うのは、物凄い異色でありながらも注目を集める事は、間違いないチームと言えます。
まさか初代TV王者決定トーナメントの 余り注目されていなかった一回戦で、まさかこんな展開になろうとは、誰も想像していなかったでしょう。
来年1月22日横浜アリーナ大会で、ラストマッチを控えるムタが、新日本に上がるのは約3年7か月ぶりにもなりますが、スケジュール的にもムタが新日本に参戦するのは、これが最後になるかも知れません。
ムタファンは勿論の事ですが、ムタのかつての新日本での闘いを知っている人は、最後になるかも知れない 11.20のムタ参戦は見逃せませんね!