現在 新日本プロレスで、ジェイ・ホワイト率いるバレットクラブとの結束を表明して、NEVER無差別級王者でもあるカール・アンダーソン。
そのアンダーソンに、何とダブルブッキングの疑惑が浮上してきました。
先週にWWE復帰を果たしたアンダーソン&ギャローズ。
そもそもこの時点でおかしかったのですが、他団体の選手を上げたり、他団体に上がったりする事に対して、どこよりも厳しいのがWWE。
アンダーソンは、あくまでスポット参戦の外国人であって 新日本の契約選手では無いからOKと言う事だったのかも知れませんが、新日本の王者がWWEに上がると言う自体が、異例中の異例。
新日本とWWEの急接近も噂されましたが、どうやら そんな明るい話では無いようです。
アンダーソンはWWEで、AJスタイルズと共闘しており、フィン・ベイラー率いるジャッジメント・デイとの軍団抗争に発展中。
その中で11月5日に、サウジアラビアで開催される「クラウン・ジュエル」で6人タッグ戦での対決が決定したのです。
どちらの所属選手でも無いのであれば、スケジュール調整次第でどこのリングに上がろうと それは本人の自由ですが、問題なのはクラウン・ジュエルの開催日が、11月5日という事。
この日は、新日本のエディオンアリーナ大阪大会で、アンダーソンのNEVER無差別級王座をかけてヒクレオとのV2戦を行う事が、既に発表済み。
同日に異国で試合を入れるとは、どういう事でしょうか?
これが近場での話なら1日2試合のダブルヘッダーという事も考えられますが、サウジアラビアと日本では距離的にも、両大会に出場する事はまず不可能。
こうなるとアンダーソンの新日本とWWEのダブルブッキング疑惑が浮上してくる訳ですが、ダブルヘッダーが無理な以上は、どちらかの大会を欠場しなくてはならない可能性が高いと言えます。
まだ確定ではないですが、これが本当にダブルブッキングであるなら アンダーソンは「プロとしてどうなの?」と思わざるを得ません
以前にWWEをリリースされた際に「新日本に戻りたい」と散々言っておきながら、ようやく念願叶い新日本復帰でチャンピオンにまでなったのに、WWEからオファーがあると すぐに試合に出て新日本のビックマッチに予定を被せてくると言うのは、信用問題に関わるでしょう。
フリーなので勿論どこで試合をしようと それは構わないですがダブルブッキングだとすれば、それはプロとして論外。
もし今回の大阪大会に、ダブルブッキングが原因で穴を空ける事になったら、今後 新日本で使って貰える事も無くなってしまうかもしれませんね。
最終的にどこのリングに上がるかは、確かに自分自身が決める事ですが、やはりそこに不義理があってはいけません。
願わくば、この報道が何かの間違いである事を祈るばかりです。