7.3 新日本プロレス後楽園ホール大会で、WWEを退団して新日本と再契約をしたばかりのKUSHIDAが、新日本復帰戦を行い 凱旋一発目を堂々の勝利で飾りました。
この一戦を向かえるに当たって、自ら新日本を退団したKUSHIDAとしては、色々思う所もあったと思います。
出戻りに対して 余り良くない感情を持つ人も中には居て、そんな声はKUSHIDAの耳にも入っているそうです。
そうなる事は分かっていたでしょうから、それでも新日本に帰ってきたと言う事は、かなりの覚悟を持っていると言う事だし「自分の残りのキャリアを新日本の発展に捧げる」と言った言葉に嘘はないでしょう。
これから先の新日Jr.ですが、数年前までの新日Jr.のエースだったKUSHIDAの再加入は、多少時計の針が戻る事になるかも知れません。
しかし三強時代に楔を打ち込むべく KUSHIDAがIWGP戦線に絡んでくれば、間違いなく新日Jr.は面白くなります。
もちろん当面のKUSHIDAと三強の絡みは楽しみだし、凄い試合になるのも確実だと思います。 現時点での新日Jr.のレベルアップも然ることながら、刺激を受けた若い人間の底上げにもなるでしょう。
「新日本の発展の為に」と言ったKUSHIDAが帰ってきた事による相乗効果で最も大きかったのは、もしかしたら この「若い人間の底上げ」という部分かも知れません。
周りの事はさて置いても、KUSHIDAは、アメリカでやり残した事がある分だけ、日本でのびのびと大暴れして欲しいですね。
WWEで三年間の活動をしてきた中で、一軍に上がること無く契約解除の通達があったそうですが、そんな事は関係無しにKUSHIDAは素晴らしいレスラーです。
それは間違いありません。
「必要とされなかったから」と本人は語りますが、それは現在のWWEの求める物とたまたまKUSHIDAの方向性が違っていただけで、KUSHIDAのレスラーとしての評価を低く見られた訳ではない筈。
これから日本でやると決断したなら、今までどうりに・・・今まで以上に自分らしく好きな様に戦ってくれれば良いと思います。
その上で、周りもレベルアップしていければ言う事ないので、これからのKUSHIDAの戦いぶりには、非常に期待ですね。