史上最大のニュージャパンカップの激闘の余韻が、まだまだ冷めやらぬ中 早くも新たな闘いが幕を開けます。
NJC覇者ザック·セイバーJr.が、オカダ・カズチカの持つIWGP世界的ヘビー級王座に挑戦する事が、正式決定しました。
舞台は4月9日の両国国技館。
ザックにとっては、激闘のダメージを癒しつつもNJC優勝の勢いを持続出来そうな、丁度良いくらいのインターバルだと思います。
しかしオカダとザックの試合は、どんな展開と結末になるでしょうか?
4年前にザックが、NJCを優勝した時も当時のIWGPヘビー級王者オカダに、ザックは挑戦していますが、その時はもう一歩まで王者を追い詰めるもレインメーカーの前に惜しくも散っています。
その後もオカダとは闘った事はありますが、新日本のトッププレイヤー達からギブアップを奪いまくっている得意の間接技を持ってしてもオカダからは、一度もギブアップを奪った事はありません。
「自分のレスリングのベースはテクニカルなサブミッション。そこをしっかり磨き上げて、次の大会に備えたい。新日本の50周年記念で俺が頂点に立つ事は道筋だと思っている。オールマイティーなオカダをどう倒すか考えている」
「100%の保証はできないが、もちろんサブミッションでタップアウトを奪うのが今回の俺のプランだ。だけどどうなるかはお楽しみだね」
と…ザック自身が語っている様に、いかにしてサブミッションで、オカダの牙城を崩すかが、この試合の鍵になるでしょう。
勿論 状況によっては、テクニックを駆使したレッグロールクラッチで丸め込んだり、NJC決勝戦で火を吹いたセイバードライバーが火を吹くかもしれません。
ザックは僅かなスキがあれば、間違いなくそこをついてくるので、一瞬足りとも気の抜けない緊張感ある闘いになりそうです。
今年の新日本は、節目の50周年イヤーと言う特別な年
予定調和と言われようとも エースであるオカダ政権を見てみたい気持ちはあります。
しかし特別な年だからこそ、ザックに、新たな外国人王者として、新時代を作り上げて欲しいと言う気持ちもあります。
ウィル·オスプレイやジェフ·コブが、昨年から怪物ぶりを発揮して 大きく格上げされたように、ここいらでザックもIWGP世界ヘビー級を自分のタイトル歴に加えて、最強外国人の称号を手に入れたい所。
NJCを2度の優勝と言うだけでも充分に凄いんだけど……
「保証はしないけど、俺が王者になれたらこれからもっと面白くなるよ。お楽しみに」と最後にザックはこう予告しました。
メモリアルイヤーに描くザック政権か…
日本でずっと頑張ってきたザックが、日本で頂点に立ち 王者として君臨する姿を一度は見てみたいですね。