大谷晋二郎が蝶野正洋に迫られていた二者択一
選手としてプロレスだけに専念するか
事務業を勉強してそちらに専念するか・・・
プロレスラーになる為に生まれて来た様な大谷から、プロレスを取る事は”死”にも等しいと事と思いますが、ZERO1と言う会社を支え 他の選手の生活を守らなくてはならない立場の大谷としては、会社の経営も天秤には架けれない位の大事な物。
蝶野としては、新日本時代の先輩としての大谷の事を心配しての助言だったと思いますが、このどちらかを取れと言われるのは、大谷にとってはとてつもなく究極の選択だったでしょう。
大谷の選択は気になっていた所ですが、昔からのプロレスラーとしての・・・ZERO1代表としての大谷を知っている人間ならば、大谷が答えを出すのを待つまでも無く 答えは分かっていたと思います。
答えは「両立」でした。
やっぱりな・・・と言う感じでしたが、実に大谷らしい答だったんじゃないでしょうか?
プロレスに対してもZERO1に対しても 貪欲であり責任感の強い大谷は、きっとこの答えを選ぶと思っていました。
ここまで即答とは思いませんでしたけどね(笑)
プロレスラーとしての大谷は、50を目前にしてまだまだ衰える事を知りません。
ZERO1の至宝である世界ヘビー級は、現在NOAHの杉浦貴に奪われており 3月6日の後楽園ホール大会で、王座防衛を果たした杉浦の前に、未だに怪我が治っていないにも関わらず、大谷は次期挑戦者として名乗りを挙げました。
ハッキリ言って杉浦は強いです。
キャリアこそ大谷が8年も上ですが、年齢では2歳上の杉浦は51歳
それでも常にグットコンディションを保っている杉浦は、ハッキリ言って化け物です。
怪我がどの程度治るかは分かりませんが、そんなバッドコンディションで勝てる相手ではないし、仮に怪我が治ったとしても簡単に勝てる相手ではありません。
それでも尚 挑戦者として杉浦の前に立ったのは、大谷自身のプロレスラーとしての欲と「ZERO1を守らなければ」と言う使命感に、他ならないでしょう。
「プロレスは『大谷晋二郎』を求めてくれる人がいる限り、僕は続けたい。それを求める人がいなくなったら引くべきだと思う。まだまだやり残した使命がある。やらなければならない事があると信じているので」
大谷はこう言いましたが、大谷を求めている人が居る限り辞めないのであれば、恐らく大谷は生涯現役を貫くでしょうね。
勿論 両立が厳しいからと言って事務業務の方を投げ出す事も、余程の事が無い限りはしないと思います。
大谷晋二郎の二刀流は、まだまだ続きそうです。