不穏ムード漂うバレットクラブ同門対決

3.7 新日本プロレスの大田区総合体育館大会で行われたニュージャパンカップ。

 

2020年覇者である NEVER無差別級王者·EVILが、田口隆祐を下し2年ぶりの優勝目指して 順当に2回戦進出を決めました。

まぁ EVILが田口を突破するのは、順当すぎる結果だと誰もが思ってたと思うし 田口があの手この手でEVILを翻弄しにかかってもハウスオブートーチャーの悪の結束に敗れ去り EVILが想定内の2回戦進出。

 

ここまでは想定内ですが、EVILの2回戦に関しては、どんな展開が待ち受けているのか想像もつきません。

相手は、バレットクラブの同門であるタマ·トンガ。

 

同門対決?

果たしてEVILとタマは、同門対決と言えるのでしょうか?

所属ユニットの上では、同じバレットクラブなので確かに同門には違いありません。

しかしこの2人には、同門ならではの信頼関係などまるで有りません。

 

そもそも2020年に、コロナ禍により来日が出来なくなったリーダーのジェイ·ホワイトの不在中に、突如バレットクラブに加入したのがEVILで、正直 他のバレットクラブメンバーとの仲は微妙でした。

ジェイが来日をしても その関係性は変わらず物凄く仲が良いわけではなく、かと言って多少の批判的な発言はあった物の、表立って仲間割れを起こしたり 反目しあっていた訳ではありません。

 

そうこうしている内に、ジェイの来日は再び途絶えて その間にEVILはディック東郷と共に、高橋裕二郎とSHOを招き入れバレットクラブ内のユニットである ハウスオブートーチャーを勝手に結成してしまったのです。

これには、アメリカの地からジェイも怒りを露にしていましたが、この時タマやファレの古参メンバーは何を思っていたんでしょうか?

 

タマはいつまでも来日しないジェイに対して不信感を口にした事はありましたが、不信感があるのは後から入ってきて勝手な事をしまくっているEVILに対しても同じでしょうね。

いや そもそもタマとジェイとの間には元々 確かな信頼関係がありましたが、EVILに関してはお互いに信頼関係なんて物は最初から存在していなかったので、EVILとの確執の方が根深い様に感じます。

 

今にもバレットクラブを牛耳らんばかりのEVILに対しては、正直タマも良い感情は無かったと思います。

これはEVILからしても同じ事で、古参メンバーなど目の上のタンコブ的な存在で、自分に従わないメンバーなど、邪魔以外の何者でも無いでしょう。

 

直接対決を控えて 遂にEVILが本音をブチまけました。

「オイ、いいか、タマ! 次はてめえか? てめえの事はよ、前々から気に食わなかったんだよ。ちょうど良い機会だよ。願ったりかなったりだ。てめえの事ボコボコにしてやるからな。良く覚えておけ!」と通告。

 

まさか、ここまで言うとは…

ここまで言ってしまった以上は、もはや お互いに後には引けないでしょう。

これまで冷戦状態となっていたバレットクラブ本体とハウスオブートーチャーの覇権をかけた抗争に向けて 大きく事態が動き出す可能性もあります。

もしくは、敗れた方のどちらかが飲み込まれてしまう可能性も充分にあります。

 

アメリカの方では、ジェイも元メンバー達と動きを見せているようですし、ここに来てバレットクラブの動きが、慌ただしくなってきた様です。

  

EVILとタマの同門対決は、バレットクラブに起こる波乱の第一歩となりそうな予感。

闘い終えて手を取り合う…なんて可能性はかなり低い様な感じなので、バレットクラブの禁断の同門対決は、一体どうなってしまうのか……?