アントニオ猪木の延髄斬り

燃える闘魂アントニオ猪木の必殺技と言える技と言えば その時代によって色々ありますが、個人的に一番好きなのは延髄斬りです。

 

何が良いって同系統の技を使う選手は、かなり居ますが、手足の長さが相まって全体的なフォルムが実に絵になるし、何よりあのフォームがカッコ良いんですよね。

そしてヒットした時に、スパーンって感じで決まるのがタマらないし、ネーミングも「延髄蹴り」じゃなくて「延髄斬り」な所が、とてもナイスです。

 

ヒーローの必殺技ってのは、とても重要なポイントですからね。

昭和の悪役レスラーを倒す 絶対的ベビーフェイスかつ昭和の大ヒーローである猪木に相応しい、最もヒーローっぽい技なので、悪役レスラーを延髄斬りで倒した時の爽快感は、凄まじい物がありました。

 

生放送が終わるギリギリで、唐突に延髄斬りで勝負が決まるのはご愛敬

空振りした延髄斬りで、相手が前方に回転して倒れるのもご愛敬

山本小鉄いわく そこに真空が発生してるからこそ成せる技なのです。

ゴチャゴチャ言ってはいけません(笑)

 

時代が平成に変わってからは、チョークスリーパーがフィニッシュになる事も多くなりましたが、それでも猪木の延髄斬りには何か特別な物がありました。

1990年の東京ドームの頃には、既に晩年に差し掛かっていた物の若い橋本真也&蝶野正洋の猛攻を耐えきり 最後は延髄斬りで蝶野をフォールして大逆転勝利をした時は痺れたし、1998年の引退試合で、あのドン·フライ相手に延髄斬りをクリーンヒットさせたのにも痺れました。

補足するとフライの受けっぷりも素晴らしかったんですけどね。

 

とにかく猪木の延髄斬りには、色々な時代に色々な絵になる場面が存在します。

これぞ昭和の必殺技と言う感じでしたね。