激闘の末にオスプレイNJC初優勝!

今年のニュージャパンカップは、激闘の連続で本当に熱かった!

3月21日の仙台大会で、ニュージャパンカップ最終戦は、ウィル・オスプレイの初優勝で幕を閉じました。

 

決勝戦で向かい合ったのは、オスプレイと鷹木信悟。

ここまで鷹木は、オカダ、後藤、KENTA、EVILと優勝しても全くおかしくない選手達を次々と撃破して ここまで勝ち上がってきました。

鷹木が常に良い試合をするのは、もはや周知の事実で、今の鷹木に足りないのは、後はヘビー級での実績のみだったので、何としても ここはニュージャパンカップ初優勝を果たしたい所。

  

対するオスプレイもヘビー級転向後に、兄貴分のオカダを裏切ってまで、自らが頂点に立つ為に立ち上げた新ユニット ユナイテット・エンパイア

新たなユニットのリーダーになった以上は、オスプレイとしても結果は、例え手段を選ばずとも何が何でも欲しい筈。

 

今現在 最も結果に飢えてるであろう2人が、決勝の舞台で相まみえる事になったのは、必然と言えば必然だったのかも知れません。

そんな2人だけに、決勝戦は物凄い試合となりました。

過去に行われた2戦も凄かったのですが、今回もそれに負けずとも劣らないベストバウト級の試合を見せてくれました。

 

場外の机に寝かせた鷹木めがけて コーナー最上段からファイヤーバードスプラッシュ。

パンピングボンバーを喰らいながらも そのまま一回転して着地し反撃に転じるオスプレイ。

顔面に何度も蹴りを受けながらも 全く怯まず逆にオスプレイを追い詰めて行く鷹木の圧力。

 

その全ての攻防が凄まじく その一挙手一投足に、場内の目が引き付けられ行きますが、最後の最後に、オスプレイの必殺フルコースである ヒドゥンブレイドからのストームブレイカーが遂に、炸裂し30分06秒 オスプレイが勝利しました!

オスプレイの初優勝!

今のユナイテッド・エンパイアにとっては、どうしても欲しかった勲章だけに、今後ユニットの勢いは益々加速していく事と思われます。

 

そしてオスプレイは、飯伏幸太の持つIWGP世界ヘビー級挑戦の権利も獲得した訳ですが、試合後に解説席に座っていた飯伏をリングに招き入れ 宣戦布告をします・・・ここまでは、良く有る光景なのですが、この後 更に予想だにもしなかった事件が起こります。

何と傍らに居たビー・プレストリーに対して オスプレイが、その場飛びのオスカッター!

 

何と同ユニットの仲間であり 恋人でもあるビーに対して オスプレイが決別宣言とも取れる攻撃を仕掛けたのです。

「俺に必要なのはそのベルトだ・・・何よりも・・・誰よりも」

オスプレイのこの言葉から察するに、ベルトを取る為には愛など邪魔なだけだから要らない・・・その為の決意表明と言う事でしょうか?

 

ベルトを取る為に余計な物を排除したと言う事なら 余りにもビーが可哀そうだし、敵だった筈の飯伏に抱えられて退場していくビーが、可哀そうで後味の悪い結末になってしまいました。

散々 介入されて邪魔をされた鷹木でさえ プロレスラーとは言え女性であるビーに対しては、一切の手出しをしなかったのに、まさかオスプレイがここまでの暴挙に出るとは・・・

 

好青年だったオスプレイの豹変には、ただ驚くばかりです。

「今日からまたシングルライフを楽しむぞ」とバックステージで、サラリと言ってのける辺り どうやら本当にビーに未練は無く 完全に切り捨てた様です・・・

 

オスプレイのIWGPに対する執念は、分かりました。

ここまでやってしまったからには、何としても飯伏からIWGPを奪わなければ今回の行動も全て無駄になってしまうので、飯伏との王座戦こそ これまでのオスプレイのキャリア最大の正念場と言えます。

 

そして今後 ビーは新日本に登場する事は、もう無いのでしょうか?

オスプレイとビーの関係は、本当に終わってしまうのでしょうか?

 

何だかWWEみたいな展開にもなってきましたが、やっぱり お似合いの2人だったので、今後の展開は気にはなります。

まぁ ビーのオスカッター受けも さすがスターダムのトップクラスだけあって巧かったんですけど。

 

それにしても幾らストーリーとは言え 女性が裏切られて捨てられる結末は、余り後味の良い物ではありませんね。

試合が最高だっただけに、余計にそう感じます。