戻ってきたYOHの行く末は?

3月20日の新日本仙台大会は、ウィル・オスプレイのニュージャパンカップ初優勝で幕を閉じましたが、試合開始前に一つのサプライズがありました。

 

そう 去年6月に、前十字靭帯断裂の重症をおい10ヶ月にも及ぶ長期欠場を続けていたYOHが、姿を現したのです。

元気そうで何より

地元・宮城と言う事で、サプライズ登場だったのでしょうが、やはり欠場中の選手の元気な姿を見るとホッとしますね。

 

リングにあがったYOHは、深々と一礼してから

「ROPPONGI 3KのYOHです。長らく欠場しておりましたが、復帰の準備が出来ました。4月4日 両国で復帰します。全チャンピオンとしてIWGPJr.タッグの挑戦を表明します!生まれ変わった3Kに期待してください。ベルト迎えに行ってきます!」

と力強く挨拶

 

この場で宣言通り 4月4日の両国国期間の復帰戦で、IWGPJr.タッグ挑戦も決定しました。

もしかしたら現王者のエル・デスペラード&金丸義信が「病み上がりで挑戦できる程……」とか難癖を付けてくる可能性もありますが……まあ その通りかも知れませんが、負けてベルトを落とした訳ではない元・王者なので、挑戦の資格は十分に有るでしょう。

 

ただ気になるのは、相棒であるSHOとの関係。

YOHの長期欠場中に、シングルプレーヤーとして頭角を表してきたSHOは、スーパーJr.でも好勝負を連発し IWGPJr.王者だった高橋ヒロムからも完全なフォールを奪っています。

ヘビー級転向を果たしパワーアップした鷹木信悟にもリベンジを達成しているし、現在のSHOの充実ぶりを見ているせいで、3Kは解散してシングルプレーヤーとしてやった方が良いんじゃないか?そんな声もチラホラ聞こえてきました。

実際に僕もそう思っていました。

 

でもSHOとYOHは、同期として同じ釜の飯を食い 苦楽も供に切磋琢磨してきた間柄

海外修行も供に経験してきて、他人には分からない絆が、そこには有ると思います。

 

簡単に3K解散と言うのは、お互いに考えてないのかも知れませんが、現実問題としてYOHの欠場中に急成長を遂げたSHOとの間には、大きな差が出来てしまったのも事実です。

かつて同格だった一歳年下の相棒が、いつの間にか自分の前を走っていたとなったらYOHは、どう思うでしょうか?

 

SHOの活躍をみて YOHもやはり思う所はあるようで

「俺自身がSHO君と3Kとしてどこまで出来るか?どこまで闘えるか?それを確かめたい」

と語っている様に、怪我の具合はもう大丈夫としつつもSHOとの明確な差は、本人も感じてる様です。

 

正直な所 盟友と言ってもプロレスラーである以上は、まずはライバルでもあるので、ジェラシーだって絶対に有る筈

それが爆発した時は、どうなるかは分かりません。

 

だからこその3Kの決別

YOHのヒールターン

もしくは別ユニットへの移動

とかあるのでは無いかと邪推してしまったのですが、今の所は3Kとして 本気でベルト奪還に挑むようです。

とは言っても 蓋を開けるまで何が起こるか分からないのがプロレスなので、一波乱有るのか? それとも3Kの完全復活なるのか? その辺にも注目しながら両国決戦を待ちましょう。