12/13に、アメリカで行われたJ-CUPは、エル・ファンタズモの優勝と言う結果により ファンタズモの2連覇と言う形で、幕を閉じました。
ファンタズモは実力者だし 2連覇と言う結果にも文句はないのですが、ここ最近のJ-CUPには、ハッキリ言って不満タラタラです。
過去のJ-CUPは、本当に面白かった
日本のあちこちの有名選手から当時無名の有望選手を集めて多くのスターが生まれた伝説と言っても良い大会でした。
各団体の持ち回り制で、大会開催と言うのも各団体が独自色を打ち出して それぞれ潤っていくので非常に、良いシステムだったと思います。
ザ・グレート・サスケ
スペル・デルフィン
TAKAみちのく
ハヤブサ
CIMA
他にもここから有名になった選手や ステップアップとして更なる実績を積み上げた選手
様々ですが、J-CUPのお陰で現在のプロレス界で、確たる地位を築いた選手は、数多く存在します。
J-CUPと言う大会は、日本のJr.選手や各団体が共同で作り上げた 紛れも無く日本マットの宝だったと思います。
それが最近のJ-CUPは、どうでしょうか?
開催団体は新日本ばかりで、参加選手も日本人に限って言えば新日本所属ばかり。
2016年の大会では、色々な団体も参加したのは良いのですが、半分近くが新日本所属
勝ち上がったのも殆どが、新日本だったのでJ-CUPと言うよりは、スーパーJr.に近い感覚でした。
他の団体が、開催に向けて音頭を取らないだけかも知れませんが、J-CUPを新日本が私物化してるようにすら見えるので、そういう意味では不満だらけです。
2019年と2020年開催は、供に海外開催
前年は新日本の選手が、数名参加しましたが今年に限っては、全員外国人。
世界戦略を見据えているこの時代に、海外進出は必要不可欠なのでしょうが、それをJ-CUPでやって 毎回海外で外国人のみで固めるのは、個人的にはやめて欲しいです。
海外がダメと言う訳では無いですが、やはり外国人がメインになると知らない人も多いだろうし 感情移入もしにくいでしょう。
第一 海外開催で外国人だけと言う事で、J-CUPがかつてのような盛り上がりが見せていないと言う事が、一番の問題じゃないでしょうか。
新日本による海外主催の外国人のみのJ-CUP
これでは海外の選手に興味も無い他団体ファンからすれば、興味を持たないのもしょうが無い話です。
もちろん将来有望な外国人選手が、発掘されたり新たなスターが生まれれば それはプロレス界にとって有益な事です。
しかし新日本には業界の盟主として もっと門戸を広げて貰い日本プロレス界を盛り上げて貰いたいですね。
過去のJ-CUPの様に、日本中の団体が協力体制で一つのイベントを成功させたなら間違いなく日本のプロレス界は、もっと盛り上がります。
もし今後もJ-CUPをやるのであれば せめて海外で開催するにしても日本の複数の団体から選手を参加させ かつ海外の有望選手も参加させたら 絶対に、大会は盛り上がると思います。
ホスト団体は新日本がやる必要も無いし もし新日本が指揮を取るのならば団体の盟主の器量を是非とも見せて貰いたいと思います。
かつてのJ-CUPは、本当に夢と未来に溢れた大会でした。
あの時の感動を是非 もう一度再現して頂きたいです。