1996年の1.4東京ドーム
アントニオ猪木vsビックバン・ベイダー
INOKI FINAL COUNT DOWN 5thと謳われた一戦で、ゴールデンタイムで放送されて まだ結果を知らずに観ていたのを覚えています。
当時の猪木は、既にセミリタイア状態の52歳
その猪木にベイダーは、容赦ない猛攻を仕掛けます。
リバース・スプラッシュ
チョークスラム
パワーボム
ムーンサルトプレス
フィニッシュクラスの技が、どれも完璧な決まり具合で、若い選手を相手にする時以上に、キツイ角度で猪木に、叩き込まれていきます。
プロレスに大事なのは、信頼関係
いくらベイダーは、猪木の事を信頼してると言っても この猛攻は、とにかく凄まじかったの一言。
信頼関係が有っても全てチャラにしちゃう位の攻撃です。
中でも殺意すら感じられたのが
投げっ放しジャーマン。
これには、戦慄が走りました。
ハイブリッジで反り投げ 後頭部からグニャリとマットに落とされた猪木が、ピクリとも動かなくなる程の戦慄の一撃。
「セミリタイア中の52歳に、これをやるか!」
と思いましたが、どうにか息を吹き返して最終的には、逆十字固めを極めて大逆転勝ちしちゃうんだから やはり猪木は凄いんですね。
試合後のダメージは、とんでもなかったと思いますけど。
それにしても ベイダーのあの投げっ放しジャーマンは、本当にヤバかった・・・
元祖のリック・スタイナーのを初めて見た時も驚きましたが、ベイダーのはその比ではありません。
それ程のインパクトは、確実に有りました。
間違いなく 今まで見てきた投げっ放しジャーマンの中でも最も危険で、最も衝撃だった一発です。
ベイダーは、良く「ガンバッテーガンバッテー」と
試合中に、相手に向かって謎の応援をしますが
「あんたが半殺しにしとるんや!!」と何回思った事か。