大岩陵平のタッグリーグ出場は時期尚早?

今年のプロレス界も色々な事がありましたが、早いもので今年も残り僅かとなってしまい、新日本プロレスでも年末恒例のワールドタッグリーグ(WTL)の季節がやってきました。

今年は全16チームがエントリー。

2ブロック制が採用され、各ブロックの上位2チームが決勝トーナメントに進出し、12月8日の鹿児島・霧島大会で準決勝。

そして12月10日熊本大会で、優勝決定戦を行う。

 

新日本はタッグが弱いとは昔から言われ続けている事ですが、今年も例によって東京ドームのカードが既に決定している主要選手は出場しません。

しかしながら、なかなか良いチームが揃ったと思います。

出場チームは以下の通り。

 

【Aブロック】

海野翔太&成田蓮、石井智宏&矢野通、グレート-O-カーン&HENARE、マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト、アレックス・コグリン&ゲイブ・キッド、EVIL&高橋裕二郎、清宮海斗&大岩陵平、ビショップ・カーン&トーア・リオナ

【Bブロック】
後藤洋央紀&YOSHI-HASHI、永田裕志&鈴木みのる、ヒクレオ&エル・ファンタズモ、タイチ&上村優也、辻陽太&〝Z〟、アトランティス・ジュニア&ソベラーノ・ジュニア、ランス・アーチャー&アレックス・ゼイン、バッドラック・ファレ&ジャック・ポンザ

 

ここに棚橋弘至やオカダ・カズチカ、内藤哲也らの名前がない事に物足りなさは感じますが、東京ドームでカードが決定している選手を除けば、充分にベストなメンバーを揃えたと思います。

AEWやCMLLの選手の名前があるのは豪華な感じですが、個人的にノアの清宮海斗の出場が期待大ですかね。

清宮といえば、もはや新日本ファンにもお馴染みで、G1で遺恨を残した清宮曰く「クソ外人」ゲイブと同ブロックである事は、再び何かが起こりそうな予感。

 

そして その清宮のパートナーを努めるのが大岩陵平。

ヤングライオンは普通なら海外武者修行にいく所 大岩の場合はG1参戦中の清宮と意気投合したのをきっかけに、海外遠征の代わりにノアでの武者修行という極めて珍しいパターンで現在武者修行中の大岩がWTL初参戦です。

しかし国内とはいえ修業に出ていると言う事で、大岩はヤングライオンを卒業した立場ではありますが、この段階でWTLに出るというのは、やや時期尚早な気がしないでもありません。 

これは決して大岩の実力不足といっている訳では無く、あくまで個人的な意見なんですがG1やらWTLに出場するのは、武者修行を終えて凱旋してからが望ましいかな?というだけなのですが・・・

 

修業に旅立った若手の凱旋後に大きく成長した姿を見るのは、プロレスの楽しみ方の一つでもあるので、やはり楽しみは正式な帰国までとっておきたいというのが本音です。

最近は一時帰国する選手も多いですが、今回の様にシリーズ参戦までしちゃうと武者修行に行ってる感もかなり薄くなってしまうので、凱旋した時の新鮮味も薄れてしまいます。 最も海外に居ようと 昨今の情報社会では情報どころか映像まで普通に見れちゃう時代なので、どこで試合をしようと結局は同じ事かも知れませんが、幾ら同じ国内で修業中とはいえ新日本にシリーズ参戦するのは、修業を終えてからにして欲しかったですね。

しかもノアに修業に行ってから3カ月しか経っていないので、どう考えてもそこまで大きく成長している筈は無いので、新日本に出るのは流石に早過ぎるでしょう。

 

これは別に、大岩が悪い訳でもなんでも無いので、決して大岩自身に文句を言っている訳ではありません。

大きく成長した大岩の姿は、数年後の正式な凱旋時に見たかっただけです。

 

何だかんだでWTLに出場する以上は、大岩の奮闘は楽しみにしているし、清宮とのタッグでWTL出場も最注目です。

清宮はともかく 大岩が現段階で上位陣を食うのは難しいでしょうが、この時期に敢えて里帰りするからには、やはり何らかの爪痕は残して欲しいですね。