拳王がG1予選敗退の清宮海斗を痛烈批判!

予想通りというか・・・今年のG1クライマックスの結果次第で「あの人に絶対に文句を言われるだろうな・・・」と思っていた事が、予想通りになってしまいました。

 

今年のG1は、予選リーグも終了して 残すは決勝トーナメントだけとなりましたが、まず公式リーグ戦の結果で予想外だったのが、ノアから単身G1参戦を果たした清宮海斗の予選敗退。 

これは本当に予想外でした。

清宮はまだ若いとは言え、ノアのエース的存在で前GHCヘビー級王者でもあります。 それだけにノアのN-1を辞退してまで挑んだG1には、並々ならぬ想いが有っただろうし、流石に優勝は無理だとしても 上位2名が突破できる予選リーグは確実にクリアすると思っていました。

清宮の居たAブロックはメンツ的に、IWGP世界へビー級王者のSANADAは頭角として、もう一人のブロック突破者は、絶対に清宮だと思っていたので、完全に予想外の結果となった訳ですが、何が起こるか分からないのがG1クライマックス

これっばっかりは、しょうがないでしょう。

 

しかし そんな厳しい勝負の末の結果にも納得いかない男が居ました。

拳王です。

まぁ拳王は、大会前から「N-1を辞退するからには必ずG1を優勝して来い。そして俺もN-1を優勝するから最強決定戦をやろう」というニュアンスのメッセージを清宮に投げかけていました。

それだけに清宮のAブロック2勝3敗2分けで予選落ちという結果には、とてもじゃないが納得できなかったのでしょうね。

案の定 清宮に対しての痛烈批判が始まりました。

 

「元GHCヘビー級王者として、予選落ちは恥ずべき事。負けを真摯に受け止めないといけないし、絶対に忘れちゃいけない。 清宮のコメントを見る限り、悔しさよりもG1の予選を戦い終えた事への安堵感のほうが強いんじゃないか。ノアの事も全然語ろうとしないし」とバッサリ

う~~ん

これはどうなんですかね?

ノアを背負って行ってG1に出た以上は、結果を残して欲しかったというのは、同じノアの選手であるならば、誰もが思っている事だと思いますが、少なくと戦いぶりを見る限りは、清宮は全く恥ずべき闘いをしていないし、王者SANADAにも紙一重の末に負けただけで、決して大敗した訳でも有りません。

エースである以上は結果を残さなきゃならないと言うのは分かりますが、新日本でいうと何度も優勝経験のあるのオカダ・カズチカや棚橋弘至だって、毎回ブロック突破をしている訳でも無いので、試合結果に関して攻めるのは、少し清宮が可哀想かな・・・と

 

今回のG1を盛り上がりには、清宮の貢献度は大きかったと思うし それだけでも「ノアをもっと広める」という目的の一つも達成は、出来ていると思います。

ノアを背負っているという立場上、勝負論が大事なのも分かりますが、今回の清宮の戦いを見て新日本ファンの中にも 清宮の事が好きになった人も多い様だし、決して手ぶらでノアに帰る訳ではありませんからね。

 

ただ清宮は、来年もG1参戦をして 今年のリベンジを果たしたいと語っていましたが、ここについて拳王は

「それはどうかなと思う。当然、同じ時期にN-1もある訳だからね。来年またチャンスがあると思うのであれば、ちょっと考えが甘いんじゃないか。 本当に悔しいと思っているのであれば、予選落ちが決まったその瞬間からN-1に出るとか、幾らでもやりようはあった筈。そういう所を俺は見たかった」とこれまたバッサリ。

これに関しては、拳王の言う通りだと思います。

 

新日本ファンとしては、清宮のG1継続参戦は嬉しいのですが、やはり自分の団体のN-1辞退をしてまで・・・というのは・・・流石にそこまでは求められません。

今回の結果が悔しかったのは分かりますが、拳王の言う通りやりようは幾らでも有ります。

 

例えばG1で敗退したからといってN-1と同時期のG1に拘らず、SANADAへのリターンマッチを仕掛けてIWGPでも獲ってしまえば、新日本に対するリベンジとしては、充分過ぎる結果です。

それは宿敵オカダに、リベンジを果たした場合も同じ事が言えるでしょう。

 

来年のG1に出るつもりがあるのなら1年の時間があるのだから、それだけの時間が有れば、それまでに様々なアクションを起こせるだろうし、清宮なりの違う「やり方」と言う物を見てみたいです。

勿論G1に出るなら出るで、本当は大歓迎なんですけどね。

 

こんな所で腐るような清宮ではないし、年齢の割に栄光から挫折まで数多くの事を経験して来た清宮だからこそ、ここからどう巻き返しを図るのかは楽しみな部分。

長いプロレスキャリアの中で、清宮海斗の航海はまだ折り返し地点にも到達していないのだから、これからの清宮が自分なりの”何か”を見せてくれる事に期待大です。