新日本プロレス夏のシリーズと言えばG1クライマックス。
G1クライマックスと言えば蝶野正洋
そして蝶野正洋といえばSTF
90年代からプロレスを見ている人なら、こう連想させる人は結構多いと思います。
例外なく毎年盛り上りを見せるG1ですが、今年もいよいよG1が迫ってきてブロック編成的にも注目株は、やはり新世代の選手たちになるでしょう。
その中の一人 海野翔太がG1に向けて動きを見せました。
海野は今年になってからSTFを使用する様になりましたが、そのSTFに磨きをかける為に、G1男の蝶野正洋の元を訪れたのです。
二人は時期的に、新日本道場での接点はありませんが、海野にしてみれば蝶野は偉大な大先輩だし、蝶野にしてみれば海野はかわいい後輩。
G1初出場を前にして、海野がプロレスラーを目指す事になったキッカケの一人である蝶野の元を訪問したのは必然的だったかも知れません。
約30分に渡り、細かい所までSTFの指導を受けた海野ですが、これは良い事ですね。
海野のメインのフィニッシャーは、デスライダーですが、STFは例え繋ぎ技だとしても技の完成度を上げるのは非常に良い事。
STFを使用した選手は、過去に沢山居ましたが、正直みんな余り巧くは無かったですよね。
足を差し込む位置が逆だったり、掛け方はあっていても何かバランスが悪かったりで、蝶野ほど巧く極めて 尚且つあの地味な技が、あんなに絵になる選手は他に居ませんでした。
蝶野の盟友であり、自身も何度も受けてきた 何でも出来る天才・武藤敬司ですらSTFに関しては、少し微妙でしたから。
その蝶野に直々に指導を受けたという事は、間違いなく海野にとって大きな財産になります。
本家公認という事なので、パクりだとか言われる事も無いですしね。
出来ることなら海野には、トップ選手が相手でもSTFで、ギブアップを獲れる所までSTFの完成度を高めて欲しいです。
かつて蝶野がSTFを駆使して、第一回のG1で快進撃を続けた時のように。
海野翔太
いざ初のG1クライマックスへ!