最高に幸せな空間だったJr.夢の祭典

3.1後楽園ホールで開催された日本中の22のプロレス団体の協力により実現した「ジュニア夢の祭典~ALL STAR Jr FESTIVAL2023~」

PPVを購入して全試合をフル観戦しましたが、お世辞でも何でもなく本当に、夢のような幸せな空間でした。

 

まず第一試合でいきなり 新日本&ノア&みちのくの王者トリオの試合が組まれた訳ですが、この試合はメインと思っていただけに驚きでしたね。

ボイコット芸をSNSで散々やっていたYAMATOもちゃんと出場してくれたし、いきなり見所のたっぷりの熱い試合が展開されました。

久々に観るフジタ”Jr”ハヤトは、やはりバチバチの熱い選手で、ガンにも負けなかったハヤトが、新日本やノアの王者を差し置き K.I.D.でフィニッシュを取った事が、少し嬉しかったです。

解説席にゲストで、拳王を呼んだのはナイスチョイスでした。

 

唯一の反則裁定となった第2試合は、SHOがレフェリーを観客席に投げてしまい反則負けになってしまったのですが、残念な結果に終わった半面 今現在のSHOを貫いたとも言えます。

でも、やはり決着はきちんと付けて欲しかったですね。

 

第4試合のお笑い試合も 結構期待していたんですけど、これは正直 少し思ってたのと違ったかな?

試合展開を田口隆祐、佐藤光留、今成夢人の3人の変態芸に寄せ過ぎでしょ(笑)  最後の相手の下半身に顔面をうずめていく数珠繋ぎは正しく地獄絵図でしたwwww

 

第6試合のマスクマン8人タッグマッチは、これぞJr.の祭典という感じでメチャクチャ面白かったです。 まず8人がリング上に居るだけで非常に絵になるし 会場の空気が華やかになりましたからね。

大空中戦も見応え充分だったし、ラ・ミスティカまで見れると言う豪華っぷり!

 

第8試合は5WAYマッチと言う事で、駆け引きが面白い試合でしたが、シュンスカイウォーカーが凄いですね!

あの大きさと底知れぬ恐ろしい雰囲気は、良いキャラクターだし、今回絡みのあった石森太二とのシングルはいつか観てみたい!!

 

そしてメインのマスター・ワトvs青柳亮生は、メインに相応しい激しく熱い試合でした。

激しい攻防の末に、最後はワトがレシエントメンテⅡで熱戦に終止符を打ちましたが、20代の2人の闘いが、この大会を締めくくった事に、日本マット界の未来を見た様な気がしたし、新日本と全日本の団体の枠を超えたライバルストーリーがここから始まったのかも知れません。

 

「ジュニアの未来は、ここにいる俺達に任せてください!」

 

試合後のワトのセリフには、90年代のあの熱かった”Jr.ヘビー級ブーム”再燃を感じさせる決意の言葉でもありました。

 

それにしても面白かった!

田中稔は相変わらず、キッレキレだったし

HANAOKAは妙な存在感が有りまくりだったし

ニンジャ・マックは人間は慣れしてるし

個人的に、特に気になった選手は、阿部 史典、シュンスカイウォーカー、青柳亮生ですかね。

 

あと新日本の選手が、ちょっと勝ち過ぎかな? 負けたのはSHOの反則負けだけで、YOH、デスペラード、石森、ワトで4勝も挙げてますからね。

 

まぁ それはともかくとして、このオールスターと言う舞台は、一度も試合を観た事の無い選手が沢山居た訳で、どの選手も予想外に素晴らしく 日本にはこんなに凄い選手達が沢山いるのを再認識させられました。

団体の大きさや知名度なんかは、大した問題では無いと・・・そんな風に思った人も多かったと思います。

それだけで、この大会は大成功だったといえるでしょう。

 

試合後には藤波辰彌、ミラコレクションAT、吉野正人を交えて 全選手がリング上にあがり大団円で大会を締めましたが、本当に本当に夢の様な空間でした。

3500円のPPVも全く惜しくないな!

むしろ購入して良かった!

 

本当に良い物を見させてもらいました。