マスター・ワトvs青柳亮生に高まる期待

高橋ヒロムの提唱により実現する事となったJr.夢の祭典「オールスター・ジュニアフェスティバル(ASJF)」

この大会において唯一組まれたシングルマッチが、マスター・ワトvs青柳亮生の新日本・全日本のホープ対決。

 

今まで接点の無かった2人ですが、この対決はかなり楽しみですね。

ワトは、キャリア7年の25歳

亮生は、キャリア4年の23歳

キャリアも年齢もワトが、少し上ですが実績においては、亮生の方が全日Jr.頂点の証である世界ジュニアヘビー級の戴冠歴があるので上になります。

 

昨年に、全日Jr.の至宝・世界ジュニアヘビー級王座を奪ったのは、新日本のタイガーマスクで、その王座を再び全日本に獲り返したのが、亮生でした。

亮生はキャリアもまだまだ浅く 数々の実績をもつタイガーには、格的にはどうしても見劣りする中での対戦でしたが、堂々とした闘いぶりで、見事にタイガーを打ち破り、全日本に王座を奪回しているのだから全日Jr.の明るい未来を感じさせたものです。

ワトからすれば、亮生との試合は同じ新日本のタイガーの敵討ちと言えるかも知れませんが、恐らくワトの中では、敵討ちというよりは、個人的な闘いに重点を置いていると思います。

 

「新日ジュニアとして、堂々と全日ジュニアを堪能したいと思います」とワトは語りましたが、近年は外部との交流を控えめにしていた全日本だけに、純粋に全日本との対戦を楽しみにしていたという事もあるでしょう。

それが自分と年齢もキャリアも近い亮生が相手となれば尚更です。

 

亮生の方も「ワスター・マト」とわざと名前を間違える等の挑発をしていますが、これはワトの事を気にしているからに他なりません。

ワトは業界内では最大手に所属する選手なので、知名度ではワトが勝るだけに、亮生はここを大いに利用すべきでしょう。

その上で、ワトや新日本のファンを 自分や全日本に引き込む事が出来れば言う事無しだろうし、何より将来のJr.ヘビー級を支えていく2人の対決は、単純に楽しみです。

 

供に両団体が期待している2人だからこそ組まれた唯一のシングル対決は、正しく両団体のJr.ヘビー級の”未来”ともいえる闘い。

比較的 平均年齢の高いプロレス界で、20代の選手同士が看板を背負って雌雄を決するのは良いですね。

プロレス界の行く末に、希望が持てます。

 

数年後に、この一戦が実現していた事が、物凄く貴重だったと言える時期が来る事を願っています。