ビリーケンキッドのラ・エスパルダ

身体能力の高さが注目される事の多いビリーケンキッドですが、ビリーを観た事が無い人には、もし彼の試合を見る機会があったとしたなら 是非観て欲しい技は、何と言ってもラ・エスパルダです。

 

フルネルソンに固めてからロックを外し、相手を反転させつつ自分も一回転しながら背後に回り またもや相手を一回転させ、自分も背中を向けてお互いが背中合わせになった状態から極める逆さ押さえ込み。

ビリーのオリジナルホールドで、最終的には単なる逆さ押さえ込みです。

 

上記の説明では何のこっちゃか、サッパリ分からないですが、要するに相手を回して自分も回って最終的には、逆さ押さえ込みで固める技です。

”技に入る為の動作”としては、クルクル回るのは不必要な動作ではありますが、これはハイスピードで決めるのでとにかく早いんです。

そして凄いんです。

 
光速で横縦に何度も回転する為に、相手はどうなっているのかも分からなくなり、気が付いてみたら3カウントを奪われてしまいます。

これだけで、あの”不必要な動作”“必要な動作”と言う事になります。

相手も観ているファンも完全に、虚を突かれる事でしょう。

 

クイックを得意とする選手は多いですが、その中でも特に逆さ押さえ込みに強い拘りを持つ選手は少なくないですが、ビリーのそれは正しく変幻自在で「究極の逆さ押さえ込み」の異名をとる程です。

本当にあっという間に、一連の動きを極めてしまうので、こればっかりは実際に観てもらうしか分からないかも知れません。

 

究極の名に偽りなしだと思います。

 

ビリーケンを観るなら、絶対に一度は観てみたい技ですが、昔に比べて使用頻度も減ってしまいましたが、その分観れたらラッキーですね。

 

それでも、いまだにビリーケンと聞いたらラ・エスパルダを連想する人が多く、代名詞として定着しているのは、単なる丸め技に留まらない、強烈なインパクトを持っているからでしょうね。

ちなみに「ラ・エスパルダ」を直訳すると「ザ・背中」。

 

何じゃそりゃ!

技そのものよりも、技名の方が有る意味オリジナリティに溢れてます。

 

ちなみに2018年には、大阪プロレス時代の後輩に当たる小峠篤司から

「ラ・エスパルダ使っていいですか?」

と言われたそうですが、ビリーは快く 

「どうぞどうぞ!別の名前つけて小峠のオリジナル技にしていいよ。」

と承諾したそうです。

 

技の使用を許可するだけならまだしも。オリジナルの名前にまでして良いとは、素晴らしい心の広さですね!!

・・・と思ったら

「俺が使ったら「小峠の技を真似してる」と思われるから!」

・・・だそうです。

 

なるほど。そう言う事ね(笑)