ジャパニーズレックロールクラッチと同系の技を使う選手は数多いが、僅かなアレンジを加えてオリジナルにしているのがこの技。
ブリッジで押さえ込む際には、相手の両手首を掴んだまま固めるのが特徴。
YOHの得意技で、両手を押さえる事で全身の自由を封じているので、プロレス技としてはワンランク上のジャパニーズレッグロールクラッチになります。
2017年にロッポンギ3Kとして凱旋帰国以降 タッグマッチばかりでの活躍だった
YOHなので、勝ち試合と言えば殆どがツープラトンの3K。
なので海外修行時代からショックアローを使用して、それが紙面にも載っていたSHOに比べて、YOH個人のフィニッシュは、イマイチ浸透してなかったと言うか…誰も知りませんでした。
YOHが凱旋してから初のシングルマッチを迎えたのは、2018年のスーパーJr.開幕戦でのBUSHI戦。
初のシングルマッチでYOHがフィニッシュとしたのは、初公開のファイブスタークラッチでした。
YOHが自認している様に、パワー不足の為に相手を高く担ぎあげる種類の技は、余り得意ではないらしいので、こういう隙をついての丸め込み技は、YOHにとってピッタリだと思います。
YOH曰く「僕らしい技」。
後に、ドラゴンスープレックスやスターゲイザー、そしてダイレクトドライブと言った他のフィニッシュホールドも会得していますが、どの技が一番YOHらしいかと言えば、確かにファイブスタークラッチなんですよね。
YOHと言えば、どうしても比較対照は3K絡みでSHOになってしまうので、SHOがパワーファイターならば、YOHはこれで良いと思います。
SHOが力ならYOHは頭脳。
無理して相手を叩きのめすよりも、流れの中で巧く丸め込んで勝利と言うのもYOHらしいんじゃないでしょうか?
2019年のスーパーJr.で、全勝街道を走っていたエル・ファンタズモをストップしたのもYOHのファイブスタークラッチでした。
あの時のファイブスタークラッチは、本当に見事でしたね。