潮崎豪は対抗戦の先頭に立てるか?

新日本プロレスとNOAHの対抗戦まで、あと一ヶ月に迫りましたが、ファンは勿論 実際に闘う選手達には様々な思いがあると思います。

これだけ注目されている舞台となれば、その時点での王者が、メインに立つ可能性は高いので、レスラーなら誰もが王者として注目の対抗戦のリングに立ちたいと思う事でしょう。

 

新日本ならば1·4と1·5で、鷹木信悟、オカダ·カズチカ、ウィル·オスプレイの勝ち抜いた人間が、対抗戦を王者として迎える訳ですが、NOAHは元旦決戦で中嶋勝彦と潮崎豪が雌雄を決します。

対抗戦がどういう形式で行われるのかは分かりませんが、新日本との闘いに対して並々ならぬ決意を見せているのが潮崎豪。

 

中嶋は若手時代に新日本の東京ドームに出たり、G1クライマックスにも出場していますが、新日本との繋がりに関しては潮崎の方が上なので、新日本に対しての思いも強いのだと思います。

潮崎は一応新日本のトップクラスとの闘いでは、真壁刀義のIWGPに挑戦して敗れたり、棚橋弘至や中邑真輔とは五分の戦績。

柴田勝頼には負け、後藤洋央紀には勝ち

オカダともやってますが、オカダがヤングライオンの頃の話なので、これは参考にならないでしょうが、新日本との戦績的には全くの五分。

(当時第一線に居た永田·小島には勝っていないが)

 

しかし最も大きな舞台の東京ドームで、二年連続で敗戦となっている事もあり、イメージ的には新日本に対して優位に立っていたとは言い難い所がありました。

 

戦って『差』を感じるのは向こうになると思いますよ。ノアにとってはチャンスしかない。俺もしっかり元日にベルトを獲って、王者として〝アイ・アム・ノア〟という物を新日本のファンと選手に見せつけますよ」 

潮崎は対抗戦についてこう語りましたが、かつての交流が途絶えてからのこの五年で積み上げてきた物は、新日本に決して負けていないと言う自負があるからこその「」と言う言葉に繋がったのでしょう。

欠場明けとは言え、今の潮崎は自信に満ち溢れています。

 

全日本移籍してからの諏訪魔や曙ら大型選手との闘いに始まり、NOAHに戻ってきてからのライバル達との激闘の連続。

武藤敬司や藤田和之との試合を経験した事で、潮崎は間違いなくレベルアップしています。

 

レスラーにとって大事な”経験”では、海外を相手にする事も多い新日本の選手相手にも引けを取っていないでしょう。

 

その上で対抗戦で、自分が先頭に立つ為には、何としても必要なのがGHCヘビー級王座。

王座の有無によって新日本が、潮崎に対して用意する相手も大きく違って来るだろうし、相手次第で今後の潮崎のイメージも大きく変わります。

ライバルの中嶋を突破する事で、かつて新日本相手に試合結果以上の爪痕を残せなかった事のリベンジマッチでもあるので、潮崎にとってこの対抗戦は大事な闘い。

 

中嶋戦までは、一ヶ月を切りましたが

あのベルトは俺以外の人間には似合わないから。確かに自分が武藤敬司に渡して丸藤正道、中嶋勝彦と経てベルトの輝きはより眩しい物になりましたよ。でも俺の物だから。返してもらう

とGHC奪還に向けて闘志を漲らせていました。

 

中嶋vs潮崎が熱い戦いになるのは間違いありません。

そして その後ろに待つ新日本との闘いで、潮崎は果たして先頭に立つ事が出来るでしょうか?

 

2022年は潮崎にとってキャリアの中でも、とてつもなく大事な一年になりそうです。