新日本プロレスも契約更改の1月が近づいてくると、毎年のように決まって飛び交う噂が○○の退団といった移籍話。
何かしらの根拠があるものから、単なる希望的観測だったり、本当に単なる噂だったり、その信憑性に至るまで実に様々。
今年も12月に入りバタバタしだしてきた頃ですが、今年の退団説の候補に上がったのは、何とオカダ・カズチカ
現時点では噂の域を過ぎませんが、オカダはAEWもしくはWWEへの移籍を真剣に考えていると言うのです。
これが本当だとしたら、新日本にとってはとんでもない事です。
現チャンピオンはSANADAではあるものの 棚橋弘至時代からオカダ時代に移行して現在の新日本は、オカダを中心に回っています。
次期エース候補とされる海野翔太、成田蓮、辻陽大、上村優也らが、いずれ新日本を引っ張る存在になる日は間違いなくやって来るでしょうが、それはまだ数年先の話。
現在オカダに抜けられる事は、それこそ新日本にとって死活問題。
WWEがオカダに興味を示している事は、以前から報道されていたし、オカダのライバルだったケニー・オメガが副社長を務めるAEWにしても オカダの実力を知っているだけに、オカダを獲得したいと思っていても不思議ではありません。
具体的な移籍話がオカダの元に来ているのかは詳細は分かりませんが、肝心のオカダは新日本の闘いに誰よりも誇りを持っているので「新日本を辞めるオカダ」というのが想像できないので、何とも言えない所ではありますが…
ただ 若いうちから新日本で成功を掴んでいるオカダは、もはや新日本であらかたやり尽くした感があるのは事実なので、ここから自身のステップアップの為に、広い世界にチャレンジしようとしていてもおかしくはないんですよね。
奇しくもオカダの尊敬する中邑真輔が新日本を退団してWWEに移籍したのは、今のオカダと同じ36歳
もしオカダが世界進出するのなら、今がラストチャンスかも知れません。
個人的にはオカダには新日本を辞めて欲しくはありませんが、もし オカダが本当に新日本を辞めて世界を目指しているのであれば、オカダの事は全力で応援します。
どのみち お金の面ではAEWやWWEには太刀打ち出来ませんしね。
ただ新日本としては、オカダの流出だけは何としても阻止しなけれはなりません。契約金で米国メジャーに太刀打ち出来ないのなら、違う面での好条件を提示する等してでもオカダの残留は新日本の優先項目となるでしょう。
「中邑が辞めても棚橋がいた」あの頃とは、状況が違います。
SANADAや内藤哲也や鷹木信悟らのトップ勢は居ますが、現状では新日本=オカダのイメージは出来上がっているので、このイメージを壊して新たな新日本を作り直すというのは大変な事です。
歴史は繰り返すというように、オカダが居なくなれば、代わりに台頭してくる選手も居ると思います。
しかし オカダが越えるべき壁として立ちはだかり、それを乗り越えた選手がエースになるのと、タナボタ式でエースになるのでは、やはりファンの感情移入度も違うだろうから、望ましいとは言えません。
オカダにも将来への展望もあるだろうし、この先どんな展開が待ち受けているかは正直分かりません。
どうなろうと応援はします。
しかし個人的には、オカダには日本を代表するレスラーとして、これからも新日本のリングに上がり続けて欲しいと思います。